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『凹を活かす②』 ∼星野伸之投手(元オリックスブルーウェーブ)から学ぶ∼ (1934words)

参考資料:

https://www.youtube.com/watch?v=HNQUJIg7f8M&t=143s

https://www.youtube.com/watch?v=aCvJf8c36Dg

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E9%87%8E%E4%BC%B8%E4%B9%8B



1.前回の記事⇩





前回の記事では元オリックスブルーウェーブなどの球団に18年間在籍し、ストレート最速130キロの星野伸之投手が176勝(歴代37位)、2041奪三振(歴代21位)という素晴らしい成績をあげたことについてお話しさせていただきました。



今回の記事では、なぜマックス130キロという高校生でもだせる急速でそこまで活躍できたかの部分を掘り下げていこうと思います。






2.おいたち



1966年、北海道旭川市に生まれた星野選手は1981~1983年の間を

旭川工業高校で過ごし、1年生の頃からエースとして試合に出ていました。



当時、現在のようにスピードガンが普及しておらず、星野投手は何と高校時代は

自分の球速を知らずに過ごし、プロ野球に入ってから自分の速球が

130キロ程度だと知ってそのあまりの遅さに驚いたと仰っています。



なぜスカウトされたかというと、『サウスポーは貴重』『カーブが面白い

ふくらはぎの筋肉がすごい』という理由がだったそうです。



最初のシーズンこそ2軍暮らしだった星野投手ですが、

1軍のバッター相手にカーブで空振りを奪っている点を評価され1軍へ昇格。






3.130キロの速球派投手



速球の早さこそがよいピッチャーとされがちな現代野球において、最近では160キロも珍しくない時代、少し時代は違えど最速130キロの星野投手が活躍できた大きな理由に、



平均速度80~90キロの超スローカーブ



がありました。



星野投手の速球は130キロ程度。



しかし、この遅いストレートと80キロ程度の超スローカーブとのスピード差は約50キロ



80キロのカーブを見た後ではいくら130キロのストレートとは言え、130キロ以上の速球に感じてしまうだろう。



そこに125キロなどあえて更に遅くしたストレートを織り交ぜながらタイミングをずらすことで、星野投手は並みいる強打者をなぎ倒して三振の山を築いていった。



元ヤクルトスワローズの古田捕手は、



星野投手のストレートで差し込まれたら恥ずかしいから早めにいく、すると予想より更に遅い球がきて、今度はひっかけてサードゴロになってしまう・・・

(※野球が分からない人には伝わりにくいですね…)



元西武・巨人などで活躍した清原和博選手は、



星野投手のストレートが一番打ちにくかった。スピードガンに表示される球速が信じられない。僕にとっては本格派の投手という印象』と述べている。






4.試行錯誤



星野選手にもスピードに憧れた時期はあったという。

やはりピッチャーにとって、速球というのは魅力的なのだろう。



しかし、それが難しいと悟った星野投手は逆に遅い球を活かす戦術に切り替え、

試行錯誤を繰り返す中で130キロという高校生でも投げれてしまうようなスピードでも、



プロの強打者たちをバタバタとなぎ倒し、

奪三振数歴代21位となる2041を記録したのだ。





5.凹を活かす


150キロ、160キロが当たり前になってきているプロ野球の世界において、星野投手のようなピッチャーが成功するのは極めて稀なケースだが、



他にも元ドラゴンズの山本昌投手(219勝 2310奪三振)

現ヤクルトスワローズの石川雅規投手(183勝 1746奪三振 身長167cm



などが星野投手と同じスタイルの投手として挙げられている。



凹を活かしてプロ野球の世界で成功するのは並大抵のことではないのだろうが、PDCAサイクルをフル回転し続けていれば絶対に不可能なことではないのかもしれない。


https://kaizen-base.com/column/31135/




もちろん、得意を活かして活躍するにこしたことはないですがね!!!






お・わ・り


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