【代表ブログ・前編】凸凹の「凹(苦手)」は埋まらない!発達障害の特性理解と、親が陥りやすい「しつけ」の罠
- 遠藤 一歩
- 5月10日
- 読了時間: 3分
こんにちは!
福島市就労支援凸です。
本日のブログも、
代表の遠藤が日々の出来事や気づきを記録した
データからお届けします。
今回は、発達障害や精神疾患のある方の就労支援を行う中で、
遠藤が特に「親御さんに伝えたいこと」についてのお話です。
前編では、発達障害の現状と、
親御さんがつい陥りがちな「しつけ」の罠について語ります。
◆8.8%の子が発達傾向?日本は「生きづらい社会」なのか
最近、
大人になってから発達障害の診断を受けたという方や、
抑うつ症状などを併発している方が凸の利用者さんにも非常に増えています。
文部科学省の調査によると、
義務教育の現場で「発達傾向(発達が気になる)がある子」は
約8.8%いるという統計データがあります。
これまでの自閉スペクトラム症の約2%という定説
に比べると非常に多い数字です。
発達特性はグラデーションのようなものですが、
日本はこの「ここまではいいでしょう」
という線引きが厳しく、
社会の受け皿が狭い(寛容性が低い)のかもしれません。
つまり、
日本は発達特性を持つ方にとって
非常に「生きづらい社会」だと言えるのです。
◆発達障害は「臓器の特性」。本人の努力では治らない!
こうした受け皿の狭い社会の中で、
親御さんは「なんとかうちの子を普通の枠に入れたい」
と焦りを感じてしまいます。
そして、「しつけ」という名目で枠にはめようとしたり、
我が子だからこそ視野が狭くなり、
厳しく指導してしまったりすることがあります。
しかし、
遠藤は「生きづらさの根源は脳や体という臓器の特性であり、
本人の努力でどうにかなるものではない」
と断言します。
例えば、
手足が不自由な方には車椅子などの代替手段を用意するのに、
発達障害は目に見えにくいため
「直せば普通になれる」
と誤解されがちです。
凸凹(デコボコ)の「凹(苦手)」は、
本人の努力や親のしつけで埋まるものではない
ということを、まずは正確に理解する必要があります。
◆「改善する」とうたう教材や事業所の危うさ
世の中には、
「こうすれば発達障害が改善する」とうたう本や教材、
さらにはそうした方針で集客をしている事業所も存在します。
しかし、
お医者さんでも治せないものを
「できる」と言い切ってしまうのは、
非常に恐ろしいことです。
SST(ソーシャルスキルトレーニング)なども万能ではありません。
親御さんは、
そうした甘い言葉に飛びついて
「凹を埋めようとしちゃダメ」なのです。
>>中編では、
発達障害当事者の親でもある遠藤の葛藤と、
凸が導き出した
「環境を整える」という生存戦略
についてお届けします!
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