【代表ブログ】理想とは違った「ピアサポート」の現実。当事者雇用で起きた心理的マウントと、凸が目指す「対等性」
- 遠藤 一歩
- 3 分前
- 読了時間: 4分
こんにちは!
福島市就労支援凸です。
本日のブログも、代表の遠藤が
日々の気づきを記録したデータからお届けします。
今回は、凸が過去に経験した
「当事者雇用」と
「ピアサポート」に関する、
少しほろ苦い失敗談と
そこから得た教訓についてのお話です。
理想通りにはいかない現実の中で、
凸が最も大切にしている「対等性」の本質に迫ります。
ぜひ最後までご覧ください!
◆期待を胸に採用した「ピアサポーター」
障害当事者同士が支え合うことを
「ピアサポート」と呼びます。
福島市就労支援凸は、
2019年の創業当初から「障害当事者の活躍の場を作る」
という目的を掲げ、
自社での当事者雇用に何度もチャレンジしてきました。
事業所がまだ遠藤の
「超ワンマン体制」で回っていた頃、
遠藤自身がフルパワーで働くことで
スタッフの負担を減らせると考え、
国が推進するピアサポート研修を受講した
当事者の方を採用した時期がありました。
障害の有無という区分を気にせず、
ピアサポーターが利用者さんの気持ちに寄り添い、
仲間同士で助け合う。
そんな「新しい価値観」に基づく
美しい環境ができると、遠藤は期待していました。
◆現場で起きたのは「心理的マウント」だった
しかし、
現実は社会の厳しさを突きつけてきました。
現場で起きたのは、助け合いとは真逆の
「心理的マウント」だったのです。
支援という現場は、
どうしても「力(パワー)がある人が、ない人を導く」
という構図であることは、否定できません。
ピアサポーターという立場になったことで、
無意識のうちに「俺はお前より力があるんだ」
とパワーを誇示し、
人を従える気持ちよさを求めてしまうケースが頻発しました。
本来の理想である「対等な伴走」からはかけ離れ、
傷つき体験の多い利用者さんたちがさらに傷つけられ、
結果として事業所を辞めてしまうという
クレームが多発してしまったのです。
◆講師の辞退と「コントロールできること」への集中
遠藤は、ピアサポーターの方に
「対等な伴走」を期待するのは過大だったのかもしれない
と反省しました。
その後、
遠藤は県のピアサポーター養成講座の講師を3年間務め、
国が定めたカリキュラムの中でも
「対等性の大切さ(マウントをしてはダメだということ)」
を懸命に訴え続けました。
しかし、
同じ講師陣の中にもその考えを理解せず、
逆に批判をしてくる人もいました。
遠藤は、
「社会全体の仕組みを変えようとするよりも、
今自分にできること
(目の前の利用者さんやスタッフと一緒にやっていくこと)
に集中しよう」と決意し、
2025年度で養成講座の講師を辞退しました。
◆「初めて人間扱いされた」という言葉と、終わらないテーマ
遠藤の「対等でありたい」という思いは、
今も全く変わっていません。
ある時、
いろいろな障害福祉サービスを利用してきた利用者さんから
「ここで初めて人間扱いされた」
と言われたことがありました。
対等性とは、
支援者側から「提供している」と押し付けるものではなく、
相手が自然と感じてくれるものです。
それを言葉にして結論を出すのは難しく、
答えが出ないままかもしれないと遠藤は語ります。
凸は現在も当事者雇用を続けており、
理想と現実の差に日々悩み、苦しみ、格闘しています。
それでも私たちは、
この「対等性」という答えのないテーマから決して逃げることなく、
一人ひとりの利用者さんと真剣に向き合い続けます。
◆おわりに
支援する側・される側という立場の違いは
どうしてもなくすことはできません。
一人の人間として向き合ってくれる環境をお探しの方は、
ぜひ一度福島市就労支援凸にご相談ください!
失敗を恐れず、常に考え、進化し続ける
私たちと一緒に、あなたらしい歩み方を探していきましょう。
見学やお問い合わせ、いつでもお待ちしております!
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