「見下しのない社会」へ。私たちが「質の高い訓練」と「徹底した傾聴」にこだわる理由
- 遠藤 一歩
- 1月26日
- 読了時間: 3分
私たちが、自立訓練(生活訓練)と就労移行支援事業を通じて本質的に目指しているもの。 それは、支援する側・される側という上下関係ではなく、「対等性」のある関係、そして「見下しのない社会」を作ることです。
今回は、その理念を単なるスローガンで終わらせず、日々の支援の中でどう形にしているのか。他社とは少し違う私たちの「こだわり」についてお話しします。
利用者さんが直面する「業界の現実」
弊事業所の利用者さんが、他社のブログや口コミを徹底的に調べて教えてくれたことがあります。そこには、多くの人が抱える「就労移行支援への不満」が溢れていました。
プログラムへの不満: 内容が薄い、知っていることの繰り返しばかりでつまらない。
対応への不満: 話を聞いてもらえない、就職先を勝手に決められてしまう。
これらは単なる不満ではなく、「どうせこの程度でいいだろう」「こちらの言う通りにすればいい」という、支援者側からの無意識の「見下し」が生んだ結果ではないでしょうか。
だからこそ私たちは、これらとは「真逆のポジショニング」**をとっているコトに、利用者さんは気づいてくださり、教えて下さいました。
1. 「内容が薄い」とは言わせない。質・量ともに高いプログラム
「訓練がつまらない」という声を解消するために、私たちは株式会社Kaienさんとパートナーシップ契約を結んでいます,。
提供するのは、他所でありがちな薄い内容ではありません。 「質・量」ともに非常に高く、濃い内容のプログラムです,。
あえて高度な訓練を導入しているのは、皆さんを「守られるだけの存在」ではなく、「自分を認め、社会で活躍できる対等な存在」として信頼しているからです。
2. 「勝手に決めない」。そのための「話を遮らない」ルール
「話を聞いてくれない」「勝手に決められる」という不安をなくすために、私たちは徹底したコミュニケーションの仕組みを作りました。
それが、利用者さんお一人おひとりと毎週行う「25分間のモニタリング面談」です。
ここでは、困りごとや悩み、目標についてじっくり話し合います。もしうまくいかないことがあっても、一方的に指導するのではなく、**「じゃあどうしよう?」**と問いかけ、一緒に次の手を考えます。
そして、私たちスタッフには「話を遮らない」という鉄のルールがあります。 途中で話を遮って誘導することは、相手の意思を軽んじることにつながるからです。最後まで耳を傾けることは、あなたを一人の人間として尊重するという私たちの意思表示です。
最後に
もちろん、私たちのやり方が10人中10人、全ての方を100%満足させられるとは限らないかもしれません。
しかし、多くの人が利用開始後に感じてしまう「内容への失望」や「人間関係のストレス」といった不満を、私たちは仕組みとして事前に解消しています。
「見下しのない、対等な場所で変わりたい」。 そう願う方にとって、私たちが一番のパートナーでありたいと願っています。


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