【代表ブログ】就労はゴールじゃない!当事者が主役の人生の旅路「パーソナル・リカバリー」と凸の伴走型支援
- 遠藤 一歩
- 4月23日
- 読了時間: 4分
こんにちは!
福島市就労支援凸です。
本日のブログは、
精神保健福祉の分野で非常に重要視されている
「リカバリー(Recovery)」
という概念についてのお話です。
国立精神・神経医療研究センターの資料を基に、
リカバリーの本当の意味と、
私たち福島市就労支援凸が日々行っている支援が
どのように結びついているのかを紐解いていきます。
ぜひ最後までご覧ください!
・参考:国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 地域精神保健・法制度研究部
◆「リカバリー」とは何か?病気が治ることだけではない
精神保健医療福祉の世界で使われる
「リカバリー」という言葉。
米国の政府委員会の定義によると、
リカバリーとは単に病気が治ることを指すのではなく、
「人々が生活や仕事、
学ぶこと、
そして地域社会に参加できるようになる過程」
だとされています。
ある人にとっては障害があっても充実した生活を送る能力であり、
別の人にとっては症状の緩和であるなど、その意味は多様です。
近年では、
これを「パーソナル・リカバリー」と呼ぶ
ことが一般的になっています。
パーソナル・リカバリーには、
他者とのつながり、
将来への希望、
自分らしさ(アイデンティティ)、
人生の意味、エンパワメント、そして
生きづらさへの対応
といった要素が含まれます。
◆結果ではなく「旅路(プロセス)」であり、主役は当事者!
ここで一番大切なことは、
パーソナル・リカバリーは
夢や希望にたどり着いた「結果」ではなく、
そこに行き着くまでの「旅路(プロセス・過程)」
であるということです。
そして、
その旅路の歩み方やペース、
目標のあり方は十人十色であり、
「主役(意思決定をする人)は常に当事者本人」
です。
リカバリーとは、
支援者が与えるものではなく、
当事者自身が価値をおく
主体的かつ有意義な人生の軌跡そのもの
なのです。
◆3つのリカバリーと、就労支援の役割
専門家の間では、
リカバリーを以下の3つに分けて整理することがあります。
臨床的リカバリー: 症状の減少や軽減など。
社会的リカバリー: 就労や住居の確保など、機能の向上や社会参加。
パーソナル・リカバリー: 自分らしい人生の旅路。
これらは互いに関連していますが、
症状が軽くなること(臨床的リカバリー)や
就職すること(社会的リカバリー)が、
必ずしもその人のパーソナル・リカバリーに直結
するとは限りません。
だからこそ、
支援者には単に就職率などの
「実績・成績(アウトカム)」を追うだけでなく、
「個々の当事者の旅路を伴走する支援」
が求められているのです。
◆福島市就労支援凸の業務との「深い繋がり」
このリカバリーの考え方は、
私たち福島市就労支援凸が大切にしている
理念や日々の業務の「ど真ん中」にあります。
①「主役は当事者」だからこそ、エゴを押し付けない
以前のブログで、
スタッフが良かれと思って勝手にゴールを設定してしまった
「エゴの大爆発」
について猛省したお話をしました。
凸では、
入り口の相談から
面談、当事者研究(でこぼこ知恵袋)に至るまで、
当事者が主体的に
「自分の目的」を見つけること
を最も大切にしています。
支援者がゴールを決めるのではなく、
当事者自身が定めた目標に向かうプロセス
を一緒に歩む「リカバリー志向型の支援」
を徹底しています。
②「対等な伴走者」としての環境づくり
凸のオフィスには職員室と教室の垣根がありません。
これは、
支援する側・される側という上下関係をなくし、
対等な関係で「同じ釜の飯を食う仲間」
として伴走するためです。
当事者の旅路を隣で一緒に歩むための環境設計です。
③「デコ(得意)」を活かす生存戦略へのシフト
凸では、
就職(社会的リカバリー)を単なるゴール
とは捉えていません。
「苦手なこと(ボコ)は避けて、
得意なこと(デコ)を活かす」
という方針のもと、
自分に合った環境を選び取る(環境適応の反転)
サポートをしています。
これは、
就労を通してその人らしい
「パーソナル・リカバリー」を実現するため
の手段に他なりません。
◆おわりに
私たち福島市就労支援凸の役割は、
皆さんが自分らしい人生の旅路
(パーソナル・リカバリー)
を歩むための「安全基地」であり、
「伴走者」であることです。
「就職活動をしているけれど、
自分の本当の気持ちがわからない」
「自分らしい働き方を見つけたい」
という方は、
ぜひ一度凸にご相談ください。
私たちと一緒に、
あなただけのリカバリーの旅路を一歩ずつ進んでいきましょう!
見学やお問い合わせ、いつでもお待ちしております。
◆福島市就労支援凸_見学・相談_申し込み



コメント