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【代表ブログ】安心の土壌を耕せば人は自走する。3年の伴走と卒業から学んだ支援の極意

遠藤 一歩
8月11日
読了時間: 3分

こんにちは!

福島市就労支援凸(でこ)の代表、

遠藤一歩です。


このブログは、

私が日々の支援や運営の中で感じた

「気づき」を基に言葉にしています。



◆ 慣れない場所への「強い恐怖」から始まった3年間


3年間お付き合いを重ねてきたある利用者さんが、

このたび次のステップへ向けて凸(でこ)

を卒業することが決まりました。


その方は当初、

新しい場所や慣れない環境に対して

非常に強い恐怖感を抱えていらっしゃいました。


複数の事業所さんでの体験や利用を試みたものの

どうしても難しい面があり、

悩んだ末に私たちの事業所へ来られた

という経緯があります。



◆ 「安心できる環境」の徹底的な構築と試行錯誤


私たちが実践したのは、

何よりもシンプルに「安心づくり」でした。


本人が恐怖感やネガティブな感情を抱くことなく、

安心して入退室を行い、

時間を過ごすにはどうすればいいか。


環境調整やアセスメント、

試行錯誤を繰り返し行いました。


初めは「1時間その場所にいること」が

やっとだった状態から

少しずつステップを踏み、

今では「10時から15時(3時)まで楽勝」

で過ごせるようになり、

他人への恐怖感も劇的に薄まりました。


安心できる居場所ができると、

恐怖感が薄れて物事の見え方が変わり、

「あれ、これなら自分にもできるんじゃないか」

と、自分自身との対話が生まれるようになります。


小さなチャレンジを繰り返し、

「できた!」という経験を積み重ねることで、

自尊心や自信がどんどん育まれていきます。



◆ 本人が「自走」し始めたら、支援者の役割は「承認」だけ


自信が積み重なると、

ご本人は誰に言われるでもなく、

自分の力で改善行動を起こす「自走」を始めます。


そうなった時、

周囲の人間ができる唯一の仕事は

「承認する」ことです。


大げさに褒めそやすのではなく、

その方の行動をよく観察し、

小さな挑戦や日々の小さな成長・変化

を見逃さず捉えて、

本人に伝えてあげることです。


「成長したい」という欲求は、

障害の重さ軽さに関わらず、

すべての人間(動物)が本来持っている本能です。


こちらが勝手に

「こう成長させよう」と

外から誘導するのは絶対にご法度です。


その本能が自然と引き出されるよう、

ピタッとハマる環境調整をして

「土壌を耕す」ことこそが、

私たち福祉事業所の真の役割なのだと強く実感しています。


◆ 7年前のTEACCH(ティーチ)の学びと「根拠あるアセスメント」


今回、このアプローチが美しく機能した背景には、

私が7年前に本気で勉強した

自閉症支援「TEACCH(ティーチ)」の学びがありました。


私は

「TEACCHさえやればいい」

「SSTやWRAP(ラップ)だけが正解だ」

というように、

特定の支援手法だけに偏ることはしたくありません。


本人の状態をよく見極め、

自然に取り組める形を

個別にカスタマイズすることが大切だと考えています。


今回のケースでも、

TEACCHで深く学んだ「根拠のあるアセスメント」

を軸に支援を組み立てたことが、

大きな成功へと繋がりました。


お母様からも「夢が叶いそう」と

身に余るほど感謝していただき、

支援者としてこれ以上の幸せはないと、

胸が熱く清々しい気持ちでいっぱいです。


次の就労ステップへ進んでいくご本人と

ご家族の新たな挑戦を、

これからも全力で応援し、見守っていきたいと思います。


◆ 福島市就労支援凸(でこ)

自立訓練(生活訓練)・就労移行支援・就労定着支援

[見学・相談のお申し込みはこちら] https://forms.gle/GavsQwRRMJjKHFWZ9



 
 
 

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