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『バイスティックの7原則』を知ろう!





GW期間中は記事を書かなかったのでおよそ1週間ぶりの更新ですね。




みなさんはコロナ禍の中で充実した連休を過ごせましたでしょうか?




私は友人と外食(もちろんコロナ対策を徹底されているお店)に一度行っただけであとは家でのんびりしていましたね。




個人的にはYouTubeの「エガちゃんねる」をいつも楽しみに見ているのですが、主役の江頭2時50分さんが体調不良でしばらくの間休養されると聞いて少しショックを受けました。




あの元気が売りの江頭さんが!? と




原因は語られていませんでしたが、ゆっくり休養して戻ってきて欲しいですね。江頭さんのような傍若無人?なエネルギーが今の世界には必要だと思います。

画像参照:Asa-Jo


 

さて、今日のテーマを発表したいと思います。




バイスティックの7原則




『・・・バイスティックの7原則って何ですか??』って方、




これから丁寧に説明いたします!




『そんなのとっくに知ってるよ!』って方、




復習がてらサッと読んでいただければ幸いです。





バイスティックの7原則


バイスティックの7原則とは、アメリカの社会福祉学者フィリックス・P・バイスティックが、著書の中で記した援助者(相談支援員)の行動規範です。この7原則を知ることは医療・福祉従事者だけでなく、広く一般の人にとっても人間関係を円滑に進めることに非常に役立ちます。



私は昨年凸ゼミ福島に入ってから支援員としてこれを勉強しました。また、すでに医療・福祉関係のお仕事をされている方も恐らく知っていると思います。



今回私がこの記事を読んで「バイスティックの7原則」を知ってほしいなと思ったのは「精神疾患当事者」の方です。




それはなぜか?




精神疾患当事者の方であれば同じ精神疾患を持つ仲間に何か相談されることときどきありますよね。また、twitterなどのSNS上で相談を受けることもあるでしょう。そんな時にただ自分の個人的な経験だけを頼りに相談を受けるよりも、ひとりの援助者として基本的な行動規範を知っておいた方がお互いのためになると思ったのです。当事者はふいに支援者側に回ることもあるってことですね。ピアサポートってやつです。





それではバイスティックの7原則、ひとつずつ見ていきましょう!!



 

1.個別化

人の悩みに一つとして同じものはありません。それぞれを個々の問題・課題として捉えることが大事です。精神疾患に関しても同じ疾患名だからといって症状も同じとは限りません。「この人は〇〇障害だから▲▲だ」と思い込んだり、日常生活でも「この人はB型だから・・・」とか「〇〇県出身だから・・・」などのラベリング・レッテル貼りはしないようにしましょう。



2.意図的な感情表現

ありのままを受け入れ、相談者が自由に感情を表現できるよう話しかけやすい雰囲気を作りましょう。負の感情を抱えた相談者が自分の感情にブレーキをかけることなく気兼ねなくその感情を吐き出せるような場の空気を作り出すことが大事ということですね。支援者の感情表現も大切になってきますね。



3.統制された情緒関与

何やら難しいタイトルですが、要は相談者の感情にのみ込まれすぎないように、客観的に理解する心がけが必要です。例えば相談者が上司にパワハラを受けていて貴方に相談してきたとしましょう。その話を聞いているうちにだんだん貴方も感情移入してきて「その上司は最低ですね!✖✖してやりましょう(良からぬこと)」などと相談者の怒りの感情に巻き込まれて、貴方自身の軸がぶれてしまってはいけないということですね。あくまで冷静かつ客観的にですね。



4.受容

仮に相談者が理解しがたい考えや行動をしたとしても、それを頭から否定せず、まずは受け止めましょう。否定する代わりに何故そのような考えに至ったのか?何故そのような行動に至ったのかを理解するように心がけましょう。とにかく先ずは受容ですね。



5.非審判的態度

自分の考えや価値観を押し付けていないか注意しましょう。聞き手側が自分の物差しで勝手に善悪などのジャッジをするのはよくありません。あくまでもそういった判断は相談者本人の心の中にあるのであり、聞き手側がやるべきことはジャッジではなく寄り添うことです。



6.自己決定

あくまでも方向性を決めていくのは相談者さん本人です。行動を決定するのも相談者さん本人です。相談者自身で決めたことを尊重しましょう。「こうして欲しい」という思いは我慢しましょう。本人が行動を決定できる環境を作ってあげることが大事ですね。

もしも助言を求められた場合には「あくまでも私の場合だけど」や「一般論にはなるけど」と枕詞を置いて、決めるのはご本人であることを明確にしましょう。



7.秘密保持

相談を受けた内容や秘密を他言することは厳禁です。人が悩みを相談したり秘密を打ち明けたりするには相当の覚悟が必要です。その内容を他人に話してしまう行為は信頼関係を完全に壊します。しかし、内容がとてもヘビーで「この話は自分一人の力では無理だ、他の専門家の力を借りた方がいい」と思った場合は、相談者に『情報を他の援助者に共有してもよいか』の確認を必ずしましょう。





 



さて、初めは援助者として学んだこのバイスティックの7原則でしたが、よくよく考えてみれば誰かから相談を受けるのっていうのは私たち福祉や医療従事者だけでなく、すべての人にあり得ることですよね。そういった時にもしもこの原則を知っていたならば知らないよりはいいのかなーと。





この原則を常に頭に入れながら相談を受けるのはかなり難しいですし、思いっきり主観的なアドバイスをしてしまって後悔するときもあります。でもその度にこの7つの原則に立ち返るようにはしているつもりです。





今回は少し堅めのお話しになりましたが、誰かの相談にのることが多いですなんて方には是非とも知っておいて欲しい知識ですね!





いい相談役がひとりでも増えれば幸いですね。




それでは次の記事でお会いできるのを楽しみにしております!





カバー画像:スイムランブログ






















































編集後記

今回の文字数は2515でした!完璧です!

ではまた!!

閲覧数:311回0件のコメント

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