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福島県ピアサポーター養成研修に参加して

みなさんこんばんは!




土日の休みをはさんで、3/15㈪・3/16㈫の2日間にわたって、福島県郡山市の『あさかホスピタルグループ』の「NPO法人アイ・キャン」が主催する、




令和2年度 福島県精神障がい者ピアサポーター

スキルアップ事業 ピアサポーター養成(初任者)研修




に参加してまいりました。




私自身、2019年(平成31年-令和元年)に、ピアサポーターという存在を知って以来、ずっとピアサポーター研修に参加したかったのですが、




令和元年は研修そのものが行われず、令和2年はコロナウイルスの影響で「年末頃に開催できるかもしれない」という回答をいただいたものの、延期に。




そして念願かなってやっと令和3年の3月15,16日に開催される運びとなりました。




なので、今回の研修は令和3年に行われましたが『令和2年度』と表記されているんですね。





少し福島県のピアサポーターの歴史を見てみましょう



平成23年:福島県がピアサポーターの活動支援事業として初のピアサポーター養成研修を実施



平成24∼26年:第2,3,4回ピアサポーター養成研修、フォローアップ研修、理解促進活動



平成27年:フォローアップ研修、理解促進活動 (養成研修は無し)



平成28年:『養成から雇用へ』で福祉施設や病院で理解促進活動 (養成研修は無し)



平成29年:『職場体験』を実施も、雇用には至らず。(養成研修は無し)

ピア:働くイメージができない 使用者:いきなりの雇用に不安



平成30年:3年ぶりに第5回養成研修、ピアサポーターの啓発活動、YPS横浜ピアスタッフ協会との交流



平成31-令和元年:福祉事業所、病院などでの普及活動 (養成研修は無し)



令和2-3年:コロナの影響で様々な事業が中止に、第6回養成研修(令和3年3月15,16日)



令和4年∼:コロナに負けないように活動、皆の力を合わせて新しいピア活動の形を作っていきたい




今の大きな課題は『養成から雇用へ』と『ピアの有効性と認知度を上げること』なんですね。





研修で学んだこと




研修は2日間、10時∼15時の間で行われました。




【1日目】



まずはアイスブレイクとして体操を行って体をほぐしてから、ひとりひとり自己紹介をしました。




最初の講義は『ピアサポートについて




講義のあとにグループに分かれてワークショップを行いました。

大きな紙が用意されて、自分たちが考える、


①ピアサポートとは

②今、ピアサポーターにできること

③これからのピアサポート


を思いつくままに書いていき、最後にそれらをまとめてグループごとに発表しました。




一見簡単そうに見えて、かなり奥深いテーマでした。特に「これからのピアサポート」に関しては可能性は無限大なんだなと改めて思いましたね。




お昼休憩をはさんで、




午後からの講義は、『リカバリーとストレングス




リカバリー」という言葉の意味、みなさんはすぐに答えられますか?

分かりそうで分からない、そんな言葉かもしれません。



私なりに解釈するリカバリーとは、



精神疾患の大きなハードルを乗り越えて成長し、人生に新しい意味や目的を見出し、満足感のある、希望に満ちた、自分らしい人生を送ること



とでも言えるのではないかと思います。




そして「ストレングス」とは、『長所』『強み』と訳されますね。




相手の強みを見つけるお手伝いをして、さらにそれを活かすことにフォーカスして支援していくということですね。




『リカバリーとストレングス』の講義の後に、先輩ピアサポーターの方のリカバリーストーリーを聞かせていただき、その後、研修生それぞれが自分自身のリカバリーストーリーを書きました。




ストーリー作成にあたって何点か条件が与えらえ、私を苦しめたのは「3~4分くらいで」という条件と、「病気のストーリーではなく、回復のストーリー」




20年以上の歴史を3~4分でまとめられるわけないじゃん!!!




て感じでした 笑




3∼4分でまとめるリカバリーストーリーはけっこう難しく、書いているとどうしても病気のストーリーになってしまいました。




結局、時間内に終わらせることが出来ず宿題になってしまいました 汗






【2日目】



講義『仲間を支える体験




要するに、相談を受ける際の心構えやコツに関してのお話ですね。




一通りの講義を受けた後で、二人一組でペアになり、お互いに10∼15分目安で悩みを相談しあい、そのあとで『相談を受けてみて、相談をしてみて』の感想を発表しました。




自分に似たような経験があって、共感できる内容の相談であれば比較的スムーズに話が進むのですが、自分にあまり経験が無く、気持ちが想像しにくい相談への対応は、やはり難しいなと感じました。経験と勉強で補っていくしかないのかもしれません。




2日目の午後、




最後の講義は、『バウンダリーと自分のケア




「バウンダリー」という言葉はあまり聞きなれない言葉ですね。少し難しくなってしまいますが、バウンダリーとは、




他者のあいだにある境界のことで、お互いの境界を尊重し、守るもの




そして、人と関わることを仕事とする対人援助職は、『どこまで関わるべきなのか、踏み込むべきなのか』とても悩ましいところであり、見極めなければならない、ということです。




バウンダリーが正しく形成されていないと、良好な信頼関係を構築できず、お互いにとって良い結果にならないでしょう。






そして最後に『自分自身のケア




これに関しては説明する必要もありませんね。




ピアサポーターとは、障害の辛い経験を乗り越え、障害を自己コントロールしながら幸せに生活している当事者のこと。




つまり、自らがリカバリーの見本となって、今障害の壁をなかなか乗り越えられずに苦しんでいる仲間に希望を与える存在。




自分自身をしっかりとケアし、障害を自己コントロール出来ている必要があるんですね。




もちろん私も時には落ち込む時があります。しかし、そんな時も『出来るだけ適切な対処と判断をし、早期に回復させる』、そういった姿を周囲に見せるようにしています。






最後に


福島県のピアサポートは他県、とりわけ都市部と比べてかなり遅れているそうです。




都市部では、病院や福祉事業所には当たり前のようにピアスタッフが雇用されていますが、




福島県においては、雇用側もピアを雇うことに関してのノウハウが無く戸惑っているのが現状のようです。




しかし、悪いニュースばかりではありません。




詳しいことは割愛しますが、2021年から厚生労働省もピアサポーターの力を重く受け止め、養成と普及・啓発に力をいれていくと発表をしています。




まだまだ始まったばかりなのですね。




私は今後、福島市エリアを中心に活動していくことになると思いますが、上記にも述べたように、ピアの雇用促進活動や、啓発活動、セルフヘルプグループなど、出来るところから少しずつ推し進め、




精神障害者が活き活きと地域で仕事をして、幸せに暮らせるような街にしていきたいと思います。




大きなことを言ってしまいましたが、もちろんこれはわたし独りで出来ることではありませんね。






一緒にがんばってくださる方、いつでもウエルカムです!!!






それではまた!!!









参考資料:NPO法人アイ・キャン ピアサポーター初任者養成研修

画像参照:ボランティア・NPO情報のポータルサイト

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