みなさんこんばんは!!
さて、今日は前回の続き『なぜ英語の動詞には未来形がないのか!?』
についてのお話しの続きと最後に長年思い続けてきた私の考えを書きたいと思います!
なので、是非最後まで読んでいただけましたら幸いです。
さて前回は、
①過去は変えることのできないものとして存在するから過去形はある
②現在は今この瞬間一瞬一瞬として存在するから現在形はある
③未来は1年先も1秒先も不確実なものなので未来形は存在しない
(※代わりに助動詞WILLやbe going to動詞などを使って未来を表現する)
というお話をしましたね。
図解するとこんな感じ。
画像作成:新人ピアサポーター
さて今日は、ここから話をさらに深堀していきましょう。
ここで未来を表す表現としてwillと並んでもっとも有名な「be going to 動詞」について考えてみましょう。
恐らく中学校では「be going to 動詞」で「~するつもりです」で習うでしょう。
そして、生徒の混乱を避けるために中学校では「これは現在進行形」です、とは基本的に教えません。
でもよく見ると『be going to 動詞』は現在進行形ですよね。
I am watching TV now. 「私は今テレビを見ている最中です」
と同じ現在進行形ですが、後ろに『to 動詞』が付いています。
この『to 動詞』は細かく言えば『不定詞の副詞的用法の目的』なんです。「~するために」と訳されます。(※ちょっと難しくてすいません💦)
ですから、
I am going to go to school today. 「私は今、今日学校へ行くために進んでいる最中です」
という直訳になります。少しややこしい訳になりますね。
今日学校に行くために、今朝ご飯を食べている最中なのかもしれませんし、着替えをしている最中かもしれませんし、家を出て学校へ向けて歩き出してるかもしれません。とにかくこの文では「今日は学校に行く予定があるんでそれに向けて進んでいるんですよ」のようなニュアンスになります。
いずれにしても、学校へ行くという方向に向かっているということを表しています。
これを日本語らしく訳すと「私は今日学校へ行く予定(つもり)です」となりますね。
でももしかすると学校へ向かう途中に不運にも事故に遭ったり何らかのアクシデントで学校へ行けなくなる場合があるので、100%絶対に学校へ行くということはあり得ないのです。
ちなみに『WILL』は厳密には未来ではなく『強い意志』を表します。
I will go to school today. 「私は今日学校へ行く強い意志があります!!」
からの「私は今日学校へ行くでしょう!!」という未来を表す意味になるのです。
未来はすべて不確実、だから動詞の形で未来を表すことはないのです。助動詞WILLもしくは現在進行形などで未来のことを表すのですね。
次に『過去形』を見てみましょう。
I went to school yesterday. 「私は昨日学校へ行きました」
過去形は100%確実に学校へ行った、もう絶対に変えられない事実なので動詞そのものが過去形に変化するのです。
これは分かりやすいですね。
さて、徐々にクライマックスに近づいてきました!!
ではそもそも『未来』とは何なのでしょうか??
運命によって定められてもうすでに決まってしまっているのでしょうか?
この世に生まれた瞬間に運命の赤い糸で結ばれたパートナーがもうすでに決まっているのでしょうか?どの高校に入って、どんな部活に入って、どんな仕事をして、いつ死ぬのか、すべて運命で決まっているのでしょうか?
そうお考えの方もおられるかもしれません。
私はそうは思いません。
あるのは過去の事実と今この瞬間の2つのみ、
そして、私の考える未来と言うのは『今この瞬間の連続のつながり』
・過去=過去
・現在=今この瞬間
・未来=今この瞬間の連続
過去過去過去過去今今今今今今今今今今今今今今今今今今今今今・・・・
『今この瞬間の連続こそが未来』なのだと思うのです。
I am going to go to school today.
を図にするとこんな感じでしょうか。
画像作成:新人ピアサポーター
最後に伝えたいこと
①過去=絶対に変えることが出来ない
②現在=自分の意志で変えることが出来る!!!
③未来=現在の連続
つまり!!!
過去は変えることが出来ないからいつまでも過去を後悔しても意味がない。
未来は現在の連続で決まる
そして、現在は自分の意志で判断し行動することで決まる、
ゆえに、今この瞬間(現在)の判断と行動の連続が未来を決める!!
結論
瞬間瞬間の判断を正しいものにし続けていけば、人生はより良い方向へ進んでいく!!
瞬間瞬間の判断を楽な方楽な方を選び続ければ、人生はよりよい方向に進みません!
例えば、過労で鬱になり退職、そのままひきこもって5年経ってしまった人のその後を図で見てみましょう。彼は5年経って、クリニックのデイケアに通うことを決意します。
画像作成:新人ピアサポーター
分かりやすくするために少し極端な例にしましたが、上の図のように、今この瞬間の判断と行動一つ一つが未来を創っていくことをお分かりいただけましたでしょうか?
勇気を出してデイケアに行くと決めたから人生が少しずつ上向き始めたのです。
そして、就労継続支援に通うと決意し行動したからこそ就職に有利なスキルが身に付き、
面接に応募すると決めて実際に応募したからこそ5年ぶりの社会復帰を果たし、
好きな人に勇気を振り絞って告白したからこそパートナーが出来たのです。
未来は決まってなんかいません。
自らの手で創っていくのです!!
もしもこの図の中の方が、ひきこもり中に『デイケアに行く』という決断をしなかったらどうなっていたでしょうか?
画像作成:新人ピアサポーター
そうです。その方は今でもひきこもりのままでしょう。
そして社会復帰もできず、パートナーと巡り合うこともなかったでしょう。
幸せは、今この瞬間瞬間に正しい判断をして、それを実行し続けた人が掴めるのです。
決断をして行動できない人はいつまで経っても幸せは掴めません。
『未来はあなたの手の中に!!』
ではまた!!
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