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  • 遠藤 一歩

自分を傷つけるコトが日常? ~ものづくり実習の先生のすごさを改めて知る~

更新日:2023年12月15日

発達障がいがある方は、自分に自信が無い方が多いです。

それは、自分で自分を傷つけるような思考をすることが日常になっているからでは?

とお見受けします。


結論:比較は禁止!


でこゼミでは、

毎月第2、第4火曜日は、『ものづくり実習』と称して外部講師の先生に、ものづくりを教えていただいております。

その先生は、革細工、布の縫製、その他色々な工作物も手掛けていらっしゃいます。

そして

確かな経験に基づいたスキルだけでなく、人との距離感の取り方が抜群です。

生きづらさがある方、障がいがある方へのご理解もとても深い方です。


当事業所の利用者さんが参加する際、

作業工程の中で、つまづきそうなところや、失敗しそうなところは、

事前に先回りして失敗を回避するような工夫がされていたり、

たとえ失敗しても、

その失敗を自然にフォローして失敗が気にならないようにリカバリーしてくれたり、

苦手そうな作業を自然に代わりにやってくれたり、してくれます。


その立ち振る舞いがとても自然なので、

参加者さんは心に傷を負うコトはありません。


さらに、声かけが見事です。

『焦らなくていいからね。』

『ここは、時間かけていいよ』、『あ~大丈夫大丈夫』などなど、


参加者さんの心の中が見えているのか?

と思えるほど、適切な言葉がけをしてくださいます。


そんな、かけていただいたお言葉にどれだけ救われる方が多いことか?

コチラとしては、有難い限りです。



それをふまえて、

ある利用者さんの12月12日㈫のものづくり実習の振り返りからも明確です。


~ふりかえり~

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「自分だけ遅れている」といったことは、気にしなくていいとのお言葉をいただいたときは正直ホッとした。

こんなのびのびした気持ちで工作をしたのは久しぶりかもしれない。

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こちらを読み解いてみます。


『気にしなくていいとのお言葉をいただいたときは正直ホッとした。』


ホッとしたという言葉から、

『自分だけ遅れている』ことを気にしていた。ということが分かります。


周囲と自分を比較していた。

そして

『ヤバい、遅れている!なんでじぶんは遅いんだ?悔しい』

と、周囲と比較しての自分の進捗の遅れを感じ、

それによって自尊心が傷ついていたコト、も透けて見えます。


『早く作ろう』というルールがあるわけではありません。

が、

いつのまにか、周囲と自分を比較してしまう。

そして、進捗が遅い自分を残念に思う。


そんな思考パターンを理解してか、

『「自分だけ遅れている」といったことは、気にしなくていい』

先生は先回りしてお声がけをしてくれました。


そして、

その声がけをいただいた参加者さんの心の中には、安心が芽生えました。

その安心のおかげで、ジックリとものづくりを楽しむことが出来ました。


そして、

その楽しんだ経験・体験が、次の参加意欲に繋がります。

そして、

次の回も参加すれば、また、楽しい経験・体験が積みあがります。


経験・体験が積みあがると、自然にスキルが身に付きます。

これは、良い循環です。


先生は、

自然に立ち振る舞って下さっていますが、

この循環を回す起点が何なのか?

を、ご理解されて、対応されています。


だから

参加者さんが不安を感じないように

安心させる言葉がけをする


観察力 / 洞察力だけでなく、人間の心理を読む

推察力 / 想像力にも長けていらっしゃるのでしょう。


何が一つの道を極めている方は、

実は多くの道を極めている、というコトは、よく耳にします。


指先のスキルを身につけるまでに、どれだけ心の鍛錬も積まれたコトか。


近くで見る事ができて、光栄です。

利用者さんの明るい表情は、

ものづくりだけから生まれているのではないコトを改めて感じる事ができました。

加えて、利用者さんの、更には、発達障害当事者の本心を覗くこともできました。


大きな学びをいただきました。

先生並びに、利用者の皆さんありがとうございます。


有難い限りです。




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