[今までの記事はこちら]
[参考資料]
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-01-004.html
https://meiekisakomentalclinic.com/blog/105/
https://www.mcsg.co.jp/kentatsu/health-care/19326
https://www.youtube.com/watch?v=WkaXBg-ezdE&t=25s
https://www.youtube.com/watch?v=uRPPDWA0cuU
https://www.youtube.com/watch?v=H945pjSTtLI
https://www.youtube.com/watch?v=WkaXBg-ezdE
https://www.youtube.com/watch?v=wh597u0MEhY
0.前編・中編・後編のまとめ
さて、今回の調査では睡眠、とりわけ『早朝覚醒』にフォーカスをあててお話しして参りました。
早朝覚醒の主な原因は4つ、
①飲酒
②トイレの近さ(男性においては前立腺肥大による頻尿)
③加齢による睡眠時間の減少
④夏の日照時間の長さ
などが挙げられました。
対処法はそれぞれの記事に書きましたね。
それでは今回の内容に入っていきましょう。
1.睡眠の悩み
さて、話を早朝覚醒だけでなく睡眠の問題全体に広げてみましょう。
早朝覚醒だけでなく、中途覚醒・入眠困難・熟眠困難・過眠・不眠・睡眠時無呼吸などなど
睡眠だけでも色々ありますね。
皆さんがパッと思いつくのは「不眠症や早朝覚醒、中途覚醒」あたりでしょうか。
出は果たして「眠れないんです・・・」と主治医に訴えて、睡眠薬を処方してもらって
それなりに眠れるようになって一件落着なのでしょうか??
2.睡眠薬で眠れるようになって一件落着ではない
では、眠れなくて辛い、そのような状況で睡眠薬を処方されるケースというのはどういう意味なのでしょうか??
これはよく「痛み止めを処方されるのと同じ」と例えられることが多いです。
例えば歯が痛過ぎて仕事に集中できないとき、とりあえず痛み止めを飲んで、治療の予約日まで薬でしのいだりしますよね。睡眠薬もそんなイメージだそうです。
対症療法とも言い、症状に対してアプローチするのであって、原因療法ではないんですね。
不眠によって日常生活に支障が出てしまっているから、とりあえず睡眠薬の力を借りて
日常生活の支障を減らす、その間に不眠の原因を探して治療する。
眠れない < 眠剤 < 自然の眠り
根本原因が改善していくに連れて少しずつ睡眠薬を減らしていく、これが理想的な睡眠薬の使い方なのだそうです。
眠剤はあくまでも痛み止めと同様に緊急避難薬のような感じみたいのようです。
3.根本原因にアプローチ!
もちろんその根本原因が何かは人それぞれ。
・うつ病などの他の精神疾患が潜んでいるケース、
・睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群などであるケース、
・客観的には眠っているのに、本人にその自覚がない場合(睡眠状態誤認)
・睡眠に悪影響を及ぼすような生活スタイル(毎晩寝る直前まで飲酒をしているなど)
などなど、睡眠問題の影には様々な要因が隠れていることが多く、
その根本問題を解決しないことには睡眠の悩みを解消することは難しいとのことです。
睡眠に関する生活スタイルに根本問題がある方は、厚生労働省が発行している
『睡眠衛生指導』を参考にされると良いと思います。
睡眠にとって悪い生活習慣をお持ちかもしれません。
まとめ
睡眠に関する問題で、睡眠薬で眠れるようになったから問題解決ではない場合が多い。
あくまでも睡眠薬は緊急避難先であり、根本原因を改善する必要がある
根本問題を改善させながら少しずつ眠剤を減らしていくのが理想的
単純に何時間眠れたか、だけでなく、睡眠の質・自覚症状・客観的なデータなど、
トータルで判断する
これで私の調査結果は以上になりますが、たかだかネットや本に書かれたものを
吟味・抜粋してまとめただけの情報です。
本当に睡眠に関してお悩みの方は必ず主治医にご相談くださいね
よろしくお願いいたします。
完
Comments