top of page

ブログ

検索
  • 遠藤 一歩

【参考】特別支援教育とは?

更新日:2019年8月15日

障害のある児童生徒に対して、その1人1人の教育的ニーズを把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善・克服できるよう、必要な支援を行う教育。従来特殊教育(障害児教育)の対象(盲・聾、知的障害肢体不自由、病弱)に、学習障害(LD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、高機能自閉症を加える。


2003年3月に公表された文部科学省の特別支援教育のあり方に関する調査研究協力者会議の最終報告を契機として、教育政策上の言葉として使われるようになった。この背景には、1994年にユネスコ・特別ニーズ教育に関する世界会議で採択された「特別ニーズ教育における原則、政策および実践に関するサラマンカ宣言および行動のための枠組み」がある。


国際的には、すべての子供にはそれぞれのニーズがあり、子供の障害の程度や内容によって区分すべきではなく、もともと子供という1つのグループしかないという発想から、インクルージョン(inclusion=包含)という言葉が使われるようになっている。


(新井郁男 上越教育大学名誉教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

閲覧数:6回0件のコメント

最新記事

すべて表示

コラム:感覚統合=発達障害 支援_に役立つ!?

感覚統合(Sensory Integration)とは、脳が外部から受け取るさまざまな感覚情報を整理し、それらを統合して適切な反応を引き出すプロセスのことです。このプロセスは、私たちの日常生活の中でスムーズに動き、バランスを保ち、適切に反応するために欠かせないものです。...

コラム:脳の発達ステージ

人間の脳の発達は、いくつかの重要なステージに分かれています。 これを簡単に説明すると、以下のようになります。 1. 胎児期(胎内発達) 時期:  妊娠中 内容:  脳は妊娠の初期から形成され始め、神経管と呼ばれる構造が発達します。やがて、神経細胞(ニューロン)が増え、脳の各...

Comments

Rated 0 out of 5 stars.
No ratings yet

Add a rating
bottom of page