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父とミスタードーナツ

  • ピアサポーター
  • 2021年3月22日
  • 読了時間: 3分

みなさんこんばんは!




最近ここ福島県では、宮城県沖を震源とする震度5以上の地震が2度発生して、とても怖い日々を送っています。




さらに宮城県ではコロナウイルスの感染が拡大傾向にあり、県独自の緊急事態宣言が発令されているほど緊迫した状態にあります。




自然災害に疫病に、とても厳しい状況が続いておりますね。




さて、今回は『ミスタードーナツ』の話をしようと思います。




皆さん、ミスタードーナツを知っていますか?知ってますよね。今回はそんなミスドの思い出話をさせていただこうと思います。

















今から20年と少し前のお話・・・




私の家族は完全にバランスを失ってしまい、とても苦しい状況にありました。




詳しい話はいたしませんが、家族全員が長い期間にわたって、精神的に大きなダメージにさらされた時期でした。




家にいることそれ自体がストレスになる、そんな家庭環境で、私は高校の部活が終わった後はすぐに家に帰らず、悪友の家やコンビニなどを転々とし、できるだけ遅い時間に帰宅して、食事と風呂を一気に済ませてすぐに寝る、そんな生活をしていました。




朝は家を出て駅に向かうと同時に緊張がほどける、そんな感じでした。




そんな氷のように冷え切った状況の中で、父は福島市内で会合や飲み会があるときは、必ず福島駅東口でお土産を買って帰ってきました。




ミスタードーナツ』です。




特に立場の悪かった父親、お土産を買ってくることで少しでも家族の距離を縮めたかったのかもしれません。




もしもうちの家族が理想的な家族だったなら、




「いえーい!ミスドだよミスド! 俺これね!!」

「勝手に決めんなよ!じゃんけんだべ!」

「こらこら、そんなんでケンカしないの!」




なんて、なんとも仲睦まじい家族同士の「じゃれあい」なんかも起きていたのかもしれません。




当然そんな理想的な盛り上がりなんて起きるなく、もちろん誰も食べようとしない。




かえって距離が遠くなる感じさえしたものです。




ひとり2個ずつの計算で箱に10個つめられたドーナツはいつも余って乾燥で干からびるのがオチでした。




いいことなんて何もなかったミスタードーナツ。




私の胸にはそういう苦い思い出があのミスドにはありました。



あれから約20年の歳月が流れ、




兄弟は結婚して家を離れ、両親は年を取り仕事を引退して、




私は様々な大きな困難にぶつかりながらもやっとのことで人生を立て直し、




あの頃の深い傷が癒えたわけではありませんが、家族は何とかバランスを取り戻しました。




そして、福島市内で働くようになった私は、




気が向いたときに、ミスタードーナツ福島駅東口店でお土産を買って帰るのです。


画像参照:肥後よかもん市場



皆それぞれいい年になったので、ドーナツにはしゃぐことはありませんが、ミスタードーナツのお土産を見て、あの苦しかった頃と今を比べて感傷にひたっている私だけではないはずです。




今日のお話はメンタルとはあまり関係のない、いち家族とミスタードーナツのお話しでした。




お楽しみいただけましたでしょうか。




家族の問題というのは、距離が近すぎるがゆえに(もちろんそれだけの理由ではないですが)本当に解決の難しい問題のひとつだと思います。




ときに、時間だけが唯一の解決策の場合すらあるかもしれません。




そして、メンタル疾患を抱える多くの方の家族には何らかの問題がある場合が多いという印象が個人的にではございますがあります。




家族問題の解決が疾患が快方に向かう大きな足掛かりになることも多いと思います。




自分には何ができるのか現時点ではまったく分かりませんが、今後、家族問題を抱える利用者さんの力に少しでもなれればよいなと考えています。







それではまた次の記事でお会いできるのを楽しみにしています!!!



 
 
 

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