みなさんこんばんは!
前回は3連続シリーズ、
『心を病む子供達』3年B組金八先生第2シリーズ第1話・第2話
にお付き合いいただきありがとうございました!
40年以上前の番組でしたが、今でも通じる内容でしたね。
金八先生の名言、
❝ 地球はお前のために回ってるんじゃない!!!
長い人生、人より5分10分先を越したところで
それが一体何になるって言うんだ!!!
それよりもキミは今何を成すべきか、
それを考えなさい!! ❞
絶対に言えることは、
❝ 学校の成績よりも、健康なんです!!
身体なんです!!❞
金八先生、熱い教師ですね・・・
さて、今回の記事は最近よく聞く言葉カサンドラ症候群の『カサンドラ』について書いていこうと思います。
よく病名には医者の名前などがつけられていることが多いですよね。
例えば、カナー症候群(知的な遅れを伴う自閉症)、アスペルガー症候群(知的な遅れを伴わない自閉症)のカナーとアスペルガーは共に自閉症の研究をした医師(研究者)です。
その他にもたくさんありますね。医学の世界だけでなく新しく発見された星なども発見者の名前がついていたりしますね。
ということで今回のテーマは、
∼カサンドラ症候群 『カサンドラ』って何??∼
さて、カサンドラについてを書く前に、簡単にではありますがカサンドラ症候群について説明させていただこうと思います。
1.カサンドラ症候群とは?
家族やパートナーなど生活の身近にいる人がアスペルガー症候群(現在の診断名は自閉症スペクトラム(ASD))であることが原因で、心の繋がりや共感などの情緒的な関係を築くことが難しく、その心的ストレスが長く続くことで不安障害や抑うつ状態、PTSD(心的外傷後ストレス障害)や身体の不調などの心身症状が起きている状態を指す言葉です。
アスペルガーの場合は知的な遅れをともなわないので、社会的には上手くやっていることも多く、周りにパートナーの愚痴や不満をこぼしても あまり信じてもらえないことが多い、そんな特徴もあるようです。
実は正式な医学用語ではないので医学部や看護学部の教科書にも載っていないし、もちろん医師国家試験や看護師国家試験などには出ないみたいです。
カサンドラ症候群は先にも述べたように医学用語ではないので、診断は「うつ病・不安障害・適応障害・心身症」などと症状に応じてつけられるそうです。
2.カサンドラって何者?
先に結論から
『カサンドラ』とはギリシャ神話に出てくる人物でトロイの王女です。
画像参照:西洋美術の謎と闇 メメントモリ
あるとき、カサンドラは神様アポロンに口説かれてあるプレゼントをもらいます。そのプレゼントとは『予知能力』でした。
予知能力をプレゼントされたカサンドラは、神様アポロンがいづれ自分を見捨ててしまうことを予知してしまいます。
それを知ってしまったカサンドラはアポロンの求愛を受け入れることが出来ず断ってしまいます。
プレゼントを受け取るや否や、アポロンの求愛を断ってしまったカサンドラにアポロンは腹を立てて、カサンドラに呪いをかけます。
その呪いが『カサンドラの予言を誰も信じない』という呪いでした。
画像参照:Wikipedia
その後、カサンドラがいるトロイが隣国と敵対関係になってしまいます。
カサンドラは隣国とこのままの状態が続けばトロイが滅亡してしまう未来が見えました。
しかし、その予言は誰にも信じてもらえず、結局そのまま戦争に突入することになります。
敵国はトロイを攻め落とすことが出来ず諦めてしまったのか、退却してしまいます。
トロイの城の門の前には『木馬』が残されてありました。
画像参照:SHOZZATRIP
その木馬を見て、カサンドラは未来を予知します。
『その木馬は危ない』『その木馬を城の中に入れればトロイは滅びる』
しかし、誰も信じない・・・
木馬は戦利品として城の中へ運ばれていきました。
隙を見て、敵国の兵士が木馬の中から現れて、トロイの城の門を内側から開ける、
すると、大量の敵国の兵士がトロイの城の中になだれこみ、
画像参照:西洋美術の謎と闇-メメントモリ
まもなくトロイは滅亡しました
参考資料:Wikipedia
参考資料:毎日新聞コラム
参考資料:精神科医 松崎朝樹の精神医学
そこで終わるかぁ