なぜ学校の勉強をしなければならないのか? [後半] (1479words)
- ピアサポーター
- 2021年9月9日
- 読了時間: 3分
更新日:2021年9月21日
5. 学歴が影響力を発揮する?『就職活動』
学歴の話はあまり好きではありませんが少しだけお話ししなければなりません。
(最新の就活事情は分かりませんが)企業、特に大企業はなぜ学歴を重視するのでしょう?
なぜ「※学歴フィルター」なるものが存在するのでしょうか??
(※学歴フィルター=書類選考の前に学歴だけでふるいにかける基準のラインようなもの。各企業異なる。)
例えば、企業説明会に応募しようとWEBから申し込むとしましょう。早めに申し込んだF大学の学生には「定員の上限に達しました」の文字がでます、後から申し込んだ東大生は「お申し込みありがとうございます」の文字が。
露骨ですね・・・
その理由のひとつに、大企業は何千、場合によっては何万人の学生からの応募があるため、一人一人じっくり履歴書や※エントリーシートを読む時間などあるはずがないということが挙げられます。(※エントリーシート=学生版の職務経歴書のようなもの)
そのためには何か簡単なものさしで就活生を絞り込む必要があります。
それが『学歴』だというわけです。
『何で学歴?他の何かでふるいにかければいいのでは??』
『そもそも学歴と仕事が出来る出来ないって関係なくない??』
仰る通りです。正確に言えば「半分正解・半分間違い」です。
学歴が高いのと仕事が出来る出来ないは100%相関関係にあるわけではないです。
勉強は超できた東大生でも営業をやらせたらてんでダメ、そんなケースもあるでしょう。
しかし、少なくとも学歴が高ければ高い人ほど仕事が出来る『確率が高い』という客観的なデータがあるのです。
なので、確率がより高い方を企業は選びます。極めて合理的な判断ですね。
学歴が高い人ほど、生まれながらの頭のよさもあるかもしれませんが、何よりも、楽しくもない学校の勉強や辛い受験勉強をしっかりやってきたという確固たる事実があります。
『自分ならできる!!』という強い気持ちを持っているのです。

これは勉強だけでなく部活にも当てはまります。
私自身が野球部だったので高校野球の話をしますが、甲子園常連校と呼ばれるような学校の練習は恐ろしいほどつらいと聞きます。
特に私立の強豪校は授業は午前中で終わり、午後から夜遅くまできつい練習をしています。
普通の学生が恋人とデートしている間に、野球に集中するために頭を丸めて、鬼のようなつらい練習を3年間ほぼ休みなく続け、ライバルの強豪校に競り勝ち甲子園に行く、
全国約5000校の頂点に立つために、青春のすべてを野球に費やして打ち込んでいるのです。
なので、名門校のレギュラーともなれば、仮に甲子園に行けなかったとしても、名門大学に進学できたり、地元の有名企業に就職できたりします。
名門校のつらい練習に3年間耐えてがんばった、それが価値を発揮します。
企業側も困難に直面しても逃げずに立ち向かってきた学生の価値を理解しているのです。
まとめ
このお話は、勉強やスポーツだけに限った話ではありません。
なんでもいいのです。勉強や運動は分かりやすい例なので使っただけです。
音楽でも絵でも将棋でもボランティアでも何でも、打ち込んで続けている人は強いです。
この人なら少々辛いことを任せても乗り越えてくれる、そう思わせてくれます。
“なぜ勉強をしなくてはならないのか”
そんなタイトルから入ったこの記事でしたが、私が最も伝えたかったことは、
『一つのことをずっと続けてきた人は強い』
就活でそのときは直接仕事に結びつかなかったとしても、
そのままずっと続けていけば、何らかの形でいつか花が咲くと私は信じています。
THE END
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