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どんな空気を創る?

遠藤 一歩

更新日:2023年6月14日

さぁ、どんな『空気』を創ろうか?


先日、急に食事会をする機会がありました。

多くの学びに繋がったのでシェアします。


午後1時過ぎからの食事。場所は、近くの蕎麦屋さんで、繁盛店。


先にお店に出向き、席の確保に動いたが、さすが繁盛店、待ち時間が発生。


しばらくすると、メンバーのお一人(Aさん)が

『え!?席を予約してないの?』

とご発言。


話は変わります。


私は、東証一部上場企業に20年勤務していた。

なかでも中間管理職をしていた後半10年の経験は、大きな財産。


中間管理職は、『お偉い方』のかばん持ちも大事な役割の一つ。


取締役、本部長、副本部長、執行役員が本社から地方視察に来る際の案内役は、

地方に赴任している中間管理職。


秘書と何カ月も前から事前に打ち合わせをし、日程・時間・行程を調整。

当日までにお膳立てをし、綿密に行程表を作成し、粗相がないように準備。

お人柄や興味関心に合わせて、行程にお城や神社仏閣、観光地も織り交ぜたりもする。


当日は、駅でのお出迎えから。

はじめての方には、新幹線ホームでお出迎えをする。

その後は、行程表の通りに行動。


道中は、運転に細心の注意をはかりながら、

男芸者としてバカ話をし、『お偉い方』のご機嫌をとる。


車を停めたら、全力ダッシュ。

ドアは私が開ける。『お偉い方』にはドア一つ開けさせない。


飲み会での気遣いができないヤツは、出世しない。

粗相が無いよう、みんな全力だ。

ホテルの部屋には、お好みのデザートや夜食を事前にセット。


翌朝は、フロントから酔い覚ましドリンクが手渡されるように手配。


お帰りの際は、『お土産』を見せるだけ。

手荷物にならないように後日、ご自宅へ配送。部下連名での感謝のお手紙付き。

お土産が届くと、『お偉い方』からお礼の電話が携帯に来る。

ここまでがセット。


喜多方ラーメンの名店『坂内』では、部下を事前に並ばせ、

『お偉い方』の待ち時間がなく食事をできるようにしたこともある。

食後に、『まこと食堂にも行きたい』

と突然言い出した上司様に対応したのはいい思い出。


こんなケースが、いくつも同時並行で走る。

通常業務に加えて進める負担は大きい。

私は、いつもピリピリしていて、『殺気』を放っていたらしい。


いわゆるゴリゴリの『男社会』

そんな経験をイヤというほどやってきた。


そんな日々を10年も経験すると、

『お偉い方』の『器』や『人柄』はすぐに察しがついてしまう。


『お偉い方』を2分類にしてみる。


①我々がお膳立てした『お膳』に乗っかっるだけの人

②我々がお膳立てした『お膳』に乗っかりながら我々を盛り上げる人


②タイプの『お偉い方』は、ベクトルが外に向いている。

『なんか困ったことは無いか?』

『なにか自分にできる事はないか?』

『一緒にやろうぜぇ!』

という目線で、人々に接する。


②タイプの『お偉い方』にひとたび接した人々は、全員がファンになってしまう。

ファンは、②を応援する。

②はますます出世する。


②タイプの『お偉い方』が帰った後は、

一体感が強まった組織が残る。


当然、私も②タイプに惹かれる。

何故か私は、②タイプに可愛がられる気質があるらしく、

周囲の嫉妬を買った。


逆に

①タイプの『お偉い方』は、空気をパンパンにハリツメて帰る。

目下の者にマウントポジションを取り、威厳・威圧でコントロールしようとする。


①が帰った後は、疲弊だけが残る。


さぁ、先のAさんの発言

『え!?席を予約してないの?』

で、空気は一瞬でピりついた。


先回りしていた我々を全否定。

私は、

一気にサラリーマン時代を思い出す。

『あ!? Aさんは①タイプね!』


食事中、楽しい会話もあるのだが、

一度、ハリツメタ空気は、そうそう変わらない。


Aさんに対する興味を失っていた。


友人Bさんはイラつきを隠せない私を察したのか、フォローをする。

『この方は、社長さんなんですよぉ~』

お気遣いありがとうございます。


だが、

そのBさんも、ピりついた空気に影響を受けている。


オペレーションが悪い店員に不満を漏らす。

『手ぶらで戻るな、お膳を下げろやぁ』

更に、空気がピりつく。


やわらかい空気感を創ることを大事にされている普段のBさんからは、

想像もできない発言だったので、私も驚いた。


話はまた、変わります。


起業以来、

凸ゼミに相談にいらっしゃった方は約300名。

平均すると90分以上、お一人お一人のお話を聴かせていただいている。

いや、お話を聴かせていただいていると、どうしても90分以上はかかってしまう。


最近は、

お話を聴かせていただいていると高確率で涙が出てしまう。

歳と共に、感情移入の度合いが高くなってきているのだな。と理解しています。


4月にご相談にいらした方は

『精神科より精神科でした』


つい一週間前には、

『私はカウンセリングを勉強しましたが、遠藤さんは過去最高のカウンセラーです』


なんとも、もったいないお言葉の数々をいただいた。


話を聴いているだけで、

少しは他者のお役に立てているのだなぁと感じる。



5月上旬、

朝のジョギングをしていると水田では田植えが始まっていた。

ふと、

水田に植えられた苗をみていると、不思議な考えが浮かぶ。


春に苗が、水田に植えられる。

苗が秋には実り、収穫される。

収穫された実を私は食べる。

食べた実は、私の血肉になる。


あそこに植えられた苗が、私の一部になる?

あの苗と私は、一体!?

私は、人間でもあり、苗でもあるのか?

苗と私の境目はどこ?


遠藤の浅はかな知識によると、


人間は70兆個の細胞でできている。

その細胞は、原子でできている。

その原子には、原子核がある。

その原子核は、電子と原子でできている。

その電子と原子は、陽子と中性子でできている。

その陽子と中性子は、元素で~


そしてどうやら最少単位は、素粒子。

素粒子は、もはや物質ではなく波動や振動なのだという。

なるほど、

物質は物質ではなく、波動・振動らしい。


『この人とは気が合わない』

『この場所の空気が悪い』

など、

非科学的と思っていたこれらの言葉は、

実はメチャメチャ合理的な、科学的な文脈だった。

と180度、認識が変わった。


この4年半の間で、

300人のお話を聴かせていただいているうちに、

300人分の悲しみや苦しみの波動を吸収して

私からは、自然に殺気がなくなった。


私が変容してきたのだろう。


でもそれは、

自分の力で変わったのではなく、

他者との関りの中で、私が無意識に影響や波動を受けて、

私の素粒子レベルが、変容した

と理解するのが正しいのだろう。


そう考えると面白い。


『人生の目的は燃え尽きることにある』 


自分の身体が燃え尽きても

自分の素粒子?波動?は

他の人に影響?波動?を与えて受け継がれる。


喜多川泰先生はおっしゃった

『自分は宇宙』

『どんな空気を創りますか?』


なるほどやっと、色々繋がったぞ!

と、

明朝のジョギングで気づく。


有難い限り!


さぁ、どんな『空気』を創ろうか?

 
 
 

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