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  • 遠藤 一歩

【考察】百田尚樹は天才型【遠藤私見】

1926年2月23日生 

放送作家・作家

著書多数


WEB番組『真相深入り虎ノ門ニュース』やtwitterでの言動が問題・話題になることが多い。


2019年6月8日 佐藤正久外務副大臣の決意表明会のゲストとして来福。

彼の著書が大好きなので、拝謁賜りたくて参加。


著書の内容は、家族愛が根底にあり、美しい文章がならぶ。文章が簡潔でリズムが良く、非読みやすい。13年間で31作。約3.5ヵ月に1作のペースで出版、多作である。天才型なのであろう。


エネルギッシュであろうことは、虎ノ門ニュースでの様子からも想像できた。番組中の早口な発言、CM中にはトイレにも行かず、外で待つ彼のファンにサインをしまくっているというエネルギーにあふれる方。実際に生で見てみると、想像以上の熱量。


いろいろな話題が次々と出てくる。

人物エピソードの話の途中で、感情移入しすぎて涙ながらに話す姿は、聞いている者のもらい泣きを誘う。


歴史的事件の年号や数値、人物関係や詳細な情報が溢れ出てくる。早口だが、整理されているので聞きやすく、理解しやすい。自身が言いたいことに集中し全てのエネルギーを注ぎ込んでいるのが話している姿を見ているとわかる。


トークセッションでは、

佐藤副大臣が、百田氏の著書「永遠の0」についての深い理解を、イラク派兵時の隊長としての気持ち・エピソードを交えて話すと、人目もはばからず、また、思いっきり涙。


思いっきり話して、思いっきり泣く。子供のような純粋な姿はとても魅力的だ。


特攻隊員 植村眞久少尉の遺書を、佐藤副大臣はご自身の軸がぶれないように、定期的に読み、自らを奮い立たせているとのこと。生後間もない娘への愛情あふれる遺書を読み上げていた。植村眞久少尉について、エビソードを即時に付け加えた百田氏の歴史に関する造詣の深さに恐ろしさを覚えた。



百田氏は、天才型の人間だ。


記憶力が抜群だ。

情報が整理して記憶されている。自然になのか、意識的になのかはわからない。が、習慣化され、かつ蓄積されているのは明確。


アウトプットが的確だ。

情報を体系的に整理して、言葉を発する。時には時系列順に、時には大事な準に、時にはある人の目線になって言葉を発する。受け手側は理解しやすく聞きやすい。続きを聞きたくなる。


虎ノ門ニュースでは、相手の話をさえぎり、自分の話をよくしているが、その理由が理解できた。

佐藤副大臣が話しているとき、しおらしく?神妙な表情で聞いている。話を遮ろうとは全くしていない。尊重しているのがアリアリとわかる。虎ノ門ニュースで桜井よしこさんと共演するときも同じだ。

彼は「自分の方が、正しい答えを、多数の人にわかりやすく伝えられる」との自負があり、自分の意見が優れていると判断した場合は我慢ができないのだろう。


著書の言葉がなぜ美しいのか?

twitterなででの言動は、短時間で風化する。

著書は、長期にわたって残り、共有されるから、丁寧に本気で言葉を推敲しているのだろう。その方が、正しく・より多くの人に届くであろうし、効率的であると考えているだろう。


彼は、純粋・清純なのだろう。正確には、素直なのだろう。


インプットする際は、整理している。純粋な心が、これはインプットすべきだと判断した情報について、一心不乱に、全力でインプットする。


アウトプットする際も全力。

相手に届きやすいように、言葉を発する順番・言葉の選択などを瞬時に判断する。時には荒々しく、時には相手の話を遮り、時には丁寧に・美しく、瞬時に判断する。自身が選んだ言葉に、感情が溢れ、涙も溢れる。


尊敬・尊重できる人には、思いっきり敬意を払う。目を見て、本気で話しを聞く。時には涙を流しながら聞く。


なぜ彼ほどの能力をもつ人間が、自分の感情をコントロールできないのか?しないのか?

おそらく、インプット・アウトプットをする行程起きた事象や不都合を、自身が活動を続けていく上で、超えるべき障壁であると判断しなかったのだろう。


主張がかみ合わない・理解してもらえない相手を『バカ・アホ・クズ・ゴミ』と切り捨てることで、理解させるための労力を省いている。また、その相手を『バカ・アホ・クズ・ゴミ』とレッテル張りすることができるので、百田氏にとってそれは楽なのであろう。普段はそうして過ごしているのだ。


65万部のベストセラー、日本国紀を書いた目的は、日本人が日本を好きになるようにするため。と記している。

ケントギルバートとの対談で、米国の教科書は米国が好きになることを目的に作られていることを知ったと事が発端であるとのこと。


彼は一貫して、

家族愛を訴えている。家族愛が、地域愛を生み、地域愛が祖国愛を生む。

家族愛=祖国愛。非常に納得がいく。


2019年7月の新作出版が楽しみ。





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