【代表ブログ】面接のテクニックより大切なこと。凸(デコ)が「真剣な関わり」と「医療連携」を最優先する理由
- 遠藤 一歩
- 7月20日
- 読了時間: 4分
こんにちは!
福島市就労支援凸(デコ)の代表、
遠藤一歩です。
このブログは、私が日々の支援や運営の中で感じた
「気づき」を基に言葉にしています。
本日は、就労移行支援における
「支援の目的」と、
私たちが何よりも大切にしている
「真剣な関わり」についてお話ししたいと思います。
◆「面接練習に協力してほしい」というお誘い
先日、他の事業所の方から
「遠藤さんの民間企業でのビジネス経験を活かして、
うちの利用者さんの面接練習に協力してもらえませんか?」
というお誘いを受ける機会がありました。
事業所間の連携を模索してくださったのだと思いますが、
私はこのお話を丁重にお断りしました。
その理由はシンプルで、
私は「目の前にいる凸(デコ)の利用者さん」
の支援に全力を注ぎたいからです。
そしてもう一つの大きな理由は、
私たちが目指す支援が
「上手に面接をこなすテクニックを教えること」
ではないからです。
もちろん就職活動において
面接は重要な通過点ですが、
それはあくまで結果の一部であり、
面接だけが上手になれば良いという
表面的なアプローチは、
私たちが大切にする「真剣な関わり」とは
方向性が異なると感じたのです。
◆就労支援における「医療連携」の重要性
現在、就労移行支援を利用される方の多くは
精神に障害のある方です。
精神障害がある方の支援において最も注意すべきは、
心身の不安定さに対する適切な評価です。
ちょっとしたきっかけで
体調を崩してしまうこともありますし、
そのような時は無理に訓練を進めるのではなく、
医療的なアプローチを優先して
しっかり休むという判断が絶対に必要です。
私たち支援者は医師ではないため、
医療との連携や専門的な評価を軽視してはいけません。
しかし、
就労支援の現場では、
この「医療的な評価(休むべきタイミング)」
を十分に見極められないまま、
面接練習や就職準備を急がせてしまい、
結果的に当事者の方を追い込んでしまうケース
も少なくないようです。
◆お医者さんが就労支援に抱く「不信感」の背景
実は、一部の医療関係者の方々から、
就労移行支援事業そのものに対して
厳しい目が向けられることがあります。
それは、上記のように
「本来は医療的な措置が必要な状態なのに、
無理に就職させようとして
症状を悪化させてしまうのではないか」
という懸念があるからです。
支援側としては
「早く就職させてあげたい」という善意だったとしても、
医療的な視点が欠けていれば、
主治医の先生が不信感を抱くのも無理はありません。
私は、
こうした医療現場との認識のズレや不信感は、
業界全体で払拭していかなければならない
大きな課題だと考えています。
◆制度のハックではなく、真の自立に向けた「真剣な関わり」を
現在の制度上、就職して半年間定着すれば、
事業所としては「高い就労実績」として
評価される制度になっています。
そのため、
短期的な成果や実績を優先するアプローチが存在することも、
一つの事業のあり方なのかもしれません。
しかし、
私たち福島市就労支援凸(デコ)は、
そうした見た目の実績を追うだけの支援はしたくない
と強く思っています。
一人ひとりの特性や心身の状態に
しっかりと向き合い、適切な評価を行い、
必要な時は医療機関と連携して休む勇気を持ち、
単なる「就職させ屋」ではなく、
その先の人生を見据えた「真剣な関わり」を貫くこと。
支援のアプローチは事業所によって様々ですが、
私たちは私たちの信じる「真剣な関わり」
を必要としてくださる方に、
しっかりと選ばれる事業所であり続けたいと思います。
◆ 福島市就労支援凸(デコ)
自立訓練(生活訓練)・就労移行支援・就労定着支援
[見学・相談のお申し込みはこちら] https://forms.gle/GavsQwRRMJjKHFWZ9


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