【代表ブログ】根拠のない応援はしない。凸(デコ)流「元気づけ」と困難の素因数分解(前編)
- 遠藤 一歩
- 8月2日
- 読了時間: 3分
こんにちは!
福島市就労支援凸(デコ)の代表、
遠藤一歩です。
このブログは、
私が日々の支援や運営の中で感じた
「気づき」を基に言葉にしています。
最近、私は福島市就労支援凸(デコ)の
事業定義を改めて「元気づけ屋さん」だ
と再定義しました。
本日は、
私たちが考える「元気づけ」とは
具体的にどういうことなのか、
ある利用者さんの事例を通してお話ししたいと思います。
◆ 根拠のない応援ではなく、冷静に「分解」する
「元気づけ」と聞くと、
「わっしょい、わっしょい!」
「頑張れ!君ならできるよ!」と、
とにかくポジティブな言葉をかける姿を
想像されるかもしれません。
しかし、
私たちがやっているのはそのような
根拠のない応援ではありません。
困難に直面して身動きが取れなくなっている方に対し、
冷静にその問題を
「素数になるまで分解(素因数分解)する」
お手伝いをすることが、
私たちの元気づけのアプローチです。
◆ 事実と思い込みを切り離し、心を落ち着かせる
ある時、予期せぬトラブルが起き、
ご自身の立ち位置がわからなくなるほどの強い不安から、
抗うつ薬を過剰服薬(オーバードーズ)してしまった
利用者さんがいました。
その方は
「自分がミスをしてしまったんだ」
と強く思い詰めていました。
そこで私は、
そこに至るまでの経緯を
客観的な「事実ベース」で書き起こし、
一緒に確認する作業を行いました。
質問を繰り返しながら
事実を明らかにしていくと、ご本人の
「思い込みや感情」と
「客観的な事実」が次第に切り離されていきます。
すると、
最初は一面的にしか見えなかった出来事が、
他の人の介入や別の可能性も見えてきて、
多面的(立体的)に捉えられるようになります。
「すべて自分のせいだ」という
思い込みが解きほぐされることで、
その方は徐々に心の落ち着きを取り戻すことができました。
◆ 「相談する」という成功体験が、次の一歩に繋がる
問題を細かく砕き、
多面的に捉えられるようになると、
「こうすれば対処できるかもしれない」
という打ち手が見えてきます。
対処可能だと認知が変われば、
身体的な不安反応も自然と収まっていくのです。
今回、
僕と一緒に状況を分析・分解して落ち着きを取り戻せたことは、
その方にとって
「人に相談するとはこういうことか」
という大きな成功体験になったはずです。
次に辛いことが起きた時、
一人で抱え込まずにSOSを出してくれる
きっかけになればと願っています。
※ただし、この「分解」のアプローチが
万能な魔法の薬だと言いたいわけではありません。
医療がいらない、
医療を超えるなどと言うつもりは全くなく、
適切な医療が必要なケースは当然ある
という前提に立った上での、
私たちなりの支援の形です。
後編では、
この「分解する」という考え方を、
企業の組織運営や
ミス防止にどう活かすかについてお話しします。
(後編に続く)
◆ 福島市就労支援凸(デコ)
自立訓練(生活訓練)・就労移行支援・就労定着支援
[見学・相談のお申し込みはこちら] https://forms.gle/GavsQwRRMJjKHFWZ9


コメント