【代表ブログ】なぜ「座学」より「体験」なのか?記憶の仕組みから読み解くワークショップの絶大な効果
- 遠藤 一歩
- 4月1日
- 読了時間: 4分
こんにちは!福島市就労支援凸です。
弊所やKaienさんでは、
学校のような「座学(ただ話を聞いて覚える講義)」ではなく、実際に手を動かしたり話し合ったりする「体験型学習(ワークショップ形式)」をメインにしています。
本日は、なぜこの「アウトプット重視の体験型」が圧倒的に有効なのかを、心理学の「記憶の仕組み」に照らし合わせて、初学者の方にもわかりやすく解説します!
◆座学の弱点:頭の作業台「ワーキングメモリ」はすぐに満杯になる
ただ席に座って先生の話を聞き、知識を詰め込む「座学」。
この時、私たちの脳内では「短期記憶(ワーキングメモリ)」という機能がフル稼働しています。
ワーキングメモリは、例えるなら「頭の中の作業台」です。
入ってきた情報を一時的に置いておく場所ですが、ここには
「容量に限界がある(魔法の数字7±2個のまとまりしか置けない)」
「数秒から十数秒で情報が失われてしまう」
という大きな弱点があります。
特に発達障害のある方は、この短期記憶が弱かったり、
心身の負担によって作業スペースが削られてしまっている傾向があります。
そのため、座学で次々と新しい知識(心理学でいう「意味記憶」)を詰め込まれると、
すぐに作業台から情報がこぼれ落ち、
「覚えられない」「疲れた」という状態になってしまうのです。
◆体験型学習の強み①:「エピソード記憶」として感情と共に刻まれる
そこで福島市就労支援凸が取り入れているのが、体験型のワークショップです。
人間の記憶は、一時的な「短期記憶」から、
一生モノの巨大な本棚である「長期記憶」へと情報を移すことで定着します。
この長期記憶の中には、
いつ・どこで・何をしたかという「エピソード記憶(思い出)」という引き出し
があります。
単なる座学で知識として丸暗記しようとすると大変ですが、
ワークショップで実際に体験するとどうでしょうか。
「あ、そうなんだ!」「わあ、それきつい…」といった
「感情を伴う出来事」として脳に記録されます。
体験や感情を通すことで、ワーキングメモリに過度な負担をかけることなく、
自然と強固な長期記憶として情報が結びつきやすくなる(定着しやすくなる)のです。
◆体験型学習の強み②:「手続き的記憶(技能)」として体で覚える
さらに、アウトプット重視の体験型学習にはもう一つ強力なメリットがあります。
それは「手続き的記憶」を育てることができる点です。
手続き的記憶とは、言葉によらない潜在的な記憶のことです。
代表的なものが「技能」で、
自転車の乗り方や編み物のように、一度体で覚えたら一生忘れない記憶を指します。
仕事のスキルやコミュニケーション術も同じです。
言葉で「こうやって話すんだよ」と座学で教えられても、
いざという時に思い出せません。
しかし、ワークショップの中で実際に
「手を動かす」「声に出す」というアウトプット(体験)を繰り返すことで、
それが「技能」という消えない記憶に変わっていきます。
◆デコのこだわり:振り返りも「体験型」で二重にロック!
福島市就労支援凸では、
毎日体験型学習を行うだけでなく、その振り返りも体験型学習で行っています。
これにより、感情記憶として、二重で長期記憶に留めさせる仕組みを作っているのです。
記憶を成立させるためには、
「記銘(符号化)→保持(貯蔵)→想起(検索)」という3つのステップ
をクリアする必要があります。
座学では、このステップをワーキングメモリの酷使で乗り切らなければなりません。
しかし、
体験型学習であれば、
「エピソード記憶(思い出)」と
「手続き的記憶(技能)」の2つのルートを使って、
無理なく自然に情報を長期記憶へ定着させることができます。
「いつの間にか仕事が続いている」。
福島市就労支援凸が目指すこの裏テーマは、単なる思いつきではなく、
発達障害の特性と科学的な「記憶の仕組み」に裏付けられた確かなアプローチなのです。
「座学ばかりの訓練は苦手…」という方は、
ぜひ一度、福島市就労支援凸の
無理なく身につく体験型学習(ワークショップ)に参加してみませんか?
見学やご相談、いつでもお待ちしております!
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