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【代表ブログ】「ミスマッチ」から学ぶ。誰も傷つかない支援のための「説明不足」解消への決意

  • 遠藤 一歩
  • 3月28日
  • 読了時間: 5分

更新日:7 日前

こんにちは!福島市就労支援凸です。


本日のブログでは、代表の遠藤が日々の気づきを記録しているデータから、最近実際に起きた「利用者さんとのミスマッチ」という少し苦い経験について、あえて赤裸々にお話ししたいと思います。


支援の現場では、すべてが綺麗にうまくいくわけではありません。しかし、失敗から目を背けず、より良い支援の形へとアップデートしていくのが福島市就労支援凸のポリシーです。


私たちがこの経験から何を学び、これからどう仕組みを変えていくのか。ぜひ最後までご覧ください。


◆コミュニケーション不足が生んだ「すれ違い」


先日、残念ながら数日で福島市就労支援凸の利用を辞めることになってしまった方がいらっしゃいました。その方は、数ヶ月前に見学と短い体験(合計4時間ほど)をされた後、十分なコミュニケーションの期間がないまま、ご自身の判断で利用申請の手続きを進められ、正式利用がスタートしました。


そして利用2日目。履歴書を作成するにあたり、私たちは福島市就労支援凸の方針として「Googleのワークスペース等を使って、デジタルデータで履歴書を作成し共有しよう」と提案しました。


しかし、その方には「履歴書は手書きで書くものだ」という強い先入観があり、このデジタルの提案によってパニックに陥ってしまったのです。


結果として、情報を伝えたスタッフが「自分に混乱を巻き起こす悪者」として認定されてしまい、強い敵意を向けられるようになってしまいました。さらには周囲の利用者さんにも聞こえるようにため息をつくなど、他の皆さんが傷ついてしまうような不適応行動が続いてしまい、最終的に遠藤から「この集団の中では難しい」とお伝えし、利用終了という形になりました。


◆デコの「リアルな就労体験」がもたらす壁と、私たちの猛省


ご本人が「福島市就労支援凸ならやっていける」と思ってくださったのは本当にありがたいことでした。それなのに、なぜこのような悲しいすれ違いが起きてしまったのでしょうか?


遠藤は、我々の側に「その方を上手く受け入れる仕組み(受け皿)が作れていなかった」と猛省しています。福島市就労支援凸は、非常にデジタル寄りであり、より実際の仕事の現場に近い「リアル」な内容を提供しています。


だからこそ、システムに慣れていない方にとっては、技術不足による「劣等感」を刺激しやすい環境になっていたのかもしれません。強い劣等感や不安が、結果的に「自分が正しい」という主張や、周囲への攻撃的な態度(他害性)となって表れてしまったのだと考えられます。


◆ミスマッチを防ぐ!「自立訓練」からのスタートと説明の徹底


この経験から、私たちが改善すべき「課題」が明確になりました。それはズバリ、「説明不足の解消」です。


もし、最初から就労移行支援ではなく、自立訓練(生活訓練)から体験をスタートしていただいていれば、結果は違っていたかもしれません。


実はデコの自立訓練は、一般的な就労移行支援事業所がやっているような内容を十二分に満たしています。


今後はこのようなミスマッチを防ぐために、以下のような「仕組みづくり」を急ピッチで進めていきます!


  1. 「自分に合ったコース」がわかる仕組み: 就労移行と自立訓練、どちらからスタートすべきかをご本人が選びやすいよう、Q&Aや樹形図のような分かりやすいフローを作ります。

  2. 説明資料・動画の整備: デコが何を大切にしているのか、日々のコミュニケーション(日報・週報・月報など)はどう取るのか、アナログな方でも理解しやすい資料や動画を必ず準備します。

  3. 目標の共有: 中長期・短期の目標を個別支援計画としてしっかりとまとめ、お互いに納得した上でスタートできる環境を整えます。


◆就職活動の本質は「お互いに負担が少ない環境探し」


ブログでも何度かお伝えしていますが、福島市就労支援凸の事業目的はただ「企業に押し込める」ことではありません。


集団の規模(大人数か少人数か)、障害枠として『少数派』である劣等感への耐性、そして企業側に求める配慮事項など、「お互いに強烈なストレスがなく、負担が少ない状態で長く働き続けられるか」を総合的に考えていくことが何より大切です。


だからこそ、最初の入り口での「説明と納得」が不可欠なのです。


◆私たちの取り組みと今後の展望


私たち福島市就労支援凸は、利用者さん一人ひとりの特性を理解し、最適な支援を提供することを目指しています。これからも、利用者さんの声を大切にしながら、支援の質を向上させていきます。


特に、デジタル環境に不安を感じる方には、より丁寧なサポートを心がけます。私たちの支援が、少しでも安心できるものとなるよう努めていきます。


また、利用者さんの成功体験を増やすために、様々なワークショップや体験イベントも企画しています。これにより、実際の職場での経験を積む機会を提供し、自己肯定感を高めるお手伝いをしたいと考えています。


◆おわりに


今回、福島市就労支援凸としては力不足でお別れすることになってしまった事実は、非常に悔しく、申し訳ない気持ちでいっぱいです。


しかし、私たちはこの失敗を決して無駄にはしません。どんな特性を持った方でも、安心して自分に合ったステップを踏み出せるよう、「説明不足」をなくし、受け皿となる環境をアップデートし続けていきます。


「自分に合ったペースで訓練を始めたい」「じっくりと取り組みたい」という方は、ぜひ一度福島市就労支援凸にご相談ください。


失敗を恐れず、私たちと一緒にあなたにとっての「最適な一歩」を見つけていきましょう!


◆福島市就労支援凸_見学・相談_申し込み

 
 
 

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