代表の遠藤です。
PUNKSPRING 2024に参戦。
50歳にして、
モッシュピッドで走り回り、
人とぶつかり合い暴れ、
クラウドサーフもタップリとしてきました。
2週間が経過しても、余韻がまだ抜けません。
このままでは、社会復帰できない。
本件、全く場違いなのは、承知しております。
社長特権として、一度、アウトプットしてみます。
今回のお目当ては、NOFX
最終ワールドツアー、日本最終公演です。
NOFXは、
出身はアメリカ合衆国西海岸のバンド
テンポが速い西海岸パンクに、
芳醇なメロディラインに加えて、
スカやレゲエなど多様な要素を入れ込むことで、
新しい側面を見出した貴重なバンドです。
その
NOFX周辺の音楽は、
『メロディックハードコア』
略して
『メロコア』という呼ばれ、
新たなジャンルとして確立していきました。
スノーボードやサーフィン、スケートボードなどの、
スピーディな『横ノリスポーツ』との相性が良く、
音楽とスポーツそして、
ダボッとしたファッションが一体化して世界的に広まっていき、
一つのカルチャーとなりました。
いわゆる『横ノリ系』
また、
自分たちで立ち上げた『Fat Wreck Chords』は、
世界一カッコいい、パンクなインディレーベルとして知られています。
大物バンドたちもたくさん排出している憧れのレーベル。
かの、
日本が誇るHi-standardも、その一つ。
そんな彼ら、NOFXは、
世界中で【神】と崇められています。
彼らが世に出たのは90年代。
当時20代の私は、ドハマりし、彼らを『神』と崇める一人となりました。
そして、
2023年に彼らが引退ツアー開催宣言。
当初のツアー予定に日本は入っておらず、
最後の雄姿を観る事は諦めていました。
そして、
時は経ち2024年。
日本が誇る Hi-standard を引き連れての日本ツアーが発表されました。
最終公演2024年3月17日、日本最終公演
早朝にジョギング。
汗を出し切り身を整え、近所の神社を参拝し身を清め、
行って参りました。幕張メッセ。
結論は、最高
NOFXにはずれなし!
ライブの感想をシェアをさせてください。
まず、Hi-STANDARD。
オールスタンディングの会場。
早めに入り、前の位置、大好きな横山健が立つ右側を陣取りました。
開演時間前、立ってスタンバイしていると、周囲の方は暇つぶしにスマホを操作。
暗い環境で明るいスマホの明かりパッと灯ると、
スマホの画面が自然に目に入ってしまいます。
他の方のプライバシーを侵害したくないので、私は目を閉じるコトにしました。
すると、
Hi-STANDARDに対する想いが頭を駆け巡ります。
はじめて聴いた時
はじめて観た時
死ぬほど観たDVD
活動休止
震災、活動再開
エアジャム2012
メンバーの悲しい出来事
彼らと共に歳を重ねてきた自分
そして
周囲にいる若者たち、きっと自分より20~30年は若い若者たち
『あぁ、パンクを聴いてくれているんだぁ』
そして
お腹が出ている自分と同じ世代の人たち
普段は、普通に仕事をして、ストレスを溜め、頭を下げているのだろう
お互い、大変ですよねぇ
などなど、頭を駆け巡ります。
涙も脈々と流れます。
鼻水もすすり切れないくらい流れます。
すると、隣からも鼻をすする音が。
隣を見ると、身長150cmくらいの若い可愛らしい女性も号泣していました。
『もらい泣きしてしまいました。』
照れ隠しに、私はその女性に声をかけました。
Hi-STANDARDが入場してからは、至福の時間
若者も、おっさんも一緒にニコニコ大暴れ
まだまだ動ける、走れる自分の身体は、少し誇らしいです。
選曲はNOFXに関連がある曲が多め。
プロデュースしてもらった曲、もらった曲、なんども一緒にうたった曲
思い出を添えて、
リスペクトを超えて、悲壮感が醸し出される青春パンク。
観客も同じ心情。
泣いている人をたくさんみました。
私も何度も嗚咽に近い感情が溢れました。
でも、みんな、自分も、
ニコニコ、走り回り、ぶつかり合い、助け合い、そして、泣いていました。
明るく、楽しく、健康的、そして、悲しい、
不思議な、不思議な空気感でした。
◆セットリスト
GLOWING UP
Wait For The Sun (with FAT MIKE)
MY HEART FEEL SO FREE
California Dreamin'
SUMMER OF LOVE
NEW LIFE
Teenagers are all assholes
I'm a RAT(with FAT MIKE)
STAY GOLD
My First Kiss
Brand New Sunset
FIGHTING FIST, ANGRY SOUL
DEAR MY FRIENDS
MAXIMUM OVER DRIVE
TURNING BACK
そして、いよいよNOFX!
日本最終公演。
Hi-standardのサウンドチェックは、スタッフがピリピリムードでしたが、
NOFXはゆるくてビックリ。
世界中を飛び回っている彼らスタッフは、
幕張メッセくらいの箱は余裕?簡単?なんだろうなと感じました。
Hi-standardの後、若者は一旦避難した様子で、だいぶ前に陣取れました。
周囲はおっさんばかり。
ご苦労様です。
いざ、開演。いつもの通り、リラックスムード。
昔からの独特のペース。
『3分漫才、2分パンク』の繰り返しは、健在。
今までと変わらない様子に、安心感すら覚えました。
悲壮感なく、明るく楽しいメロコアが流れます。
が
中盤辺りで、Mikeが『emotional』なる発言。一瞬、悲しい表情もみせました。
ん?
そんなか、みんな大好き『Linoleum』
多分、本編はこれが最後だろうと、
ここぞと、みんな大暴れ。ここぞと、私も大暴れ。
サークル、モッシュ、ダイブの大騒ぎ
最高の2分間。
で、本編終了。
そしてアンコール
『♪オオシャンゼリーゼぇ♪』
の大合唱の後
I'm So Sorry Tony
何とも悲しい表情で演奏するMike
彼にも悲しい感情はあったんだなぁと驚き
泣いているようにも見える
そして、最後の曲
The Decline
『2分 パンクの王』
が、まさか、最後に16分超の大曲!?
と驚きました。
せっかくなので、じっくりと観察してみました。
NOFXは本気で演奏をしない
よくリズムがズレる
よく音も外す
など、音楽に詳しい方々は、昔からあまり高い評価をしません。
実際そうなのかもしれません。
私は詳しくは分かりません。
が、
私が見る限り、
The Declineについては、
明らかに、全員が丁寧に演奏しているのが伝わってきます。
『日本での、本当に最後の演奏なんだよ』
と、我々に敬意を払ってくれているのだと感じました。
最後、
Hi-standardも演奏に加わっての大団円。
演奏を終えたMikeの表情は『emotional』そのもの。
Mikeの最後の言葉
『See you never again!』_『もう、本当に会うことはないんだ』
一本気な彼らは、引退を撤回するコトはないでしょう。
あの誠意あふれる演奏から、ソレを感じることができました。
そして、引退が本気であるコトをもう一度、言葉で伝えてくれました。
みんな、歳を重ねるんだ。
俺たちは、さんざん好きなコトをやってきた。
俺たちは、十分楽しんだ。
さぁ、
お前は何をするんだ?
NOFXに問いをもらいました。
オレは、あと30年間働くゼ!
自分の道を楽しむゼ!
有難い限り。
NOFXからの問いに、一応の答えが出ました。
感謝の念が浮かびます。
◆セットリスト #PUNKSPRING2024 @幕張メッセ
Dinosaurs Will Die
Perfect Government
Leave It Alone
Bob
Stickin in My Eye
Seeing Double At The Triple Rock
All Outta Angst*
72 Hookers
Six Years On Dope
Kill All the White Man
Fuck The Kids
Juice Head
Hobophobic (Scared Of Bums)
Monosyllabic Girl
I'm Telling Tim
Instant Crassic
Can't Get The Stink Out
Franco Un-American
I Love You More Than I Hate Me
180 Degrees
We Called It America
Radio (Rancid)
Linoleum
ΕΝ.
Champs Elysees
I'm So Sorry Tony
The Decline with.Hi-STANDARD
◆01:39に自分が映っているので、リポストしました
◆Hi-standard開演前
◆NOFX 終演後の大団円
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