みなさんこんばんは!
いつも私の記事を読んでいただきまして誠にありがとうございます。
今日は前回記事の「合理的配慮」と比べると緩めの記事なっていますので、読みやすいかなと思いますよ。
真面目な記事も緩めの記事もよろしくお願いします!!
ということで本日のテーマは、
『松陰寺太勇(ぺこぱ)』になろう!!!
『え?そもそも松陰寺太勇(しょういんじたいゆう)さんて誰ですか?』
て思ったそこの貴方!
『ぺこぱ』の凄さを知りませんね~
でもご安心、
ここで知れますから!!
ということで今日のレジュメはこちら
1.『ぺこぱ』って誰?
2.『ぺこぱ』の芸風
3.全肯定漫才!『ノリ突っこまない突っこみ』とは!?
4.支援者も当事者も見習うべき『ぺこぱ』の全肯定
5.今日のまとめと『認知行動療法』
1.『ぺこぱ』って誰?
それではまず先に、お笑いコンビ『ぺこぱ』とそのメンバーの松陰寺太勇さんのご説明をさせていただきましょう!

画像参照:TOWNWORKマガジン

画像参照:ザテレビジョン
2008年4月に結成にされました。
出会いはアルバイト先だそうです。
結成12年目に『M-1グランプリ2019』の決勝進出で3位に輝きます。
「2020上半期ブレイクタレント」にて2位を記録します。
「2020上半期ブレイク芸人ランキング」において1位を記録する。
2020年12月発表の「2020タレントブレイクランキング」でも1位を記録
つまり、『ぺこぱ』は今乗りに乗っているお笑いコンビだと言えるでしょう!
※『ぺぱこ』と間違わないように注意です!!!『ぺこぱ』です!!!
『レパコ』でも『レコパ』でもありません!!!
2.『ぺこぱ』の芸風
『ぺこぱ』の芸風の特徴を一言で言えば、「全肯定漫才」と呼ばれています。
シュウペイさんがボケ担当、そして松陰寺さんが『ノリ突っこまない突っこみ』担当
松陰寺さんの『ノリ突っこまない突っこみ』こそが『ぺこぱ』を一気に人気者にのし上げた芸風なのです!!
3.全肯定漫才!『ノリ突っこまない突っこみ』とは!?
『全肯定漫才』
『ノリ突っこまない突っこみ』
って何ですか!?
とお思いの方も多いと思います。
ではここで、一般的な漫才を考えてみましょう。
通常の漫才はボケ担当と突っこみ担当に分かれて「片方がボケて、片方がツッコミを入れて笑いをとる」、という形をとってますね。
例えば、ブサイクが売りの芸人AとBのコンビがいるとします。(※ブサイクを否定しているわけではございません)
A.「俺ってめっちゃイケメンやん!?」
とボケます。するとBがすかさず
B.「なんでやねん!お前の家には鏡無いんかい!鏡買えや~!」
と突っこみをいれますね。
突っこみは相手の発言を全否定しています。
これを『ぺぱこ』の全肯定漫才に当てはめてみると、
シュウペイ『俺ってめっちゃイケメンやん!?』(※シュウペイさん普通にイケメンですが)
とボケをいれます。
松陰寺『そうやってものごとをポジティブに考えられるお前の心がめっちゃイケメン!』
のように、決してボケを否定せずに瞬時にポジティブな視点を見つけて全肯定します。
4.支援者も当事者も見習うべき『ぺこぱ』の全肯定
私が漫才に関して文章を書くのはおこがましいのですが、漫才の基本は、
『ボケ→突っこみ』
の流れが基本ですよね。
そして、突っこみは基本的にボケの内容を全否定して笑いをとるわけですね。
今までの漫才スタイルのほとんどはこの全否定スタイルなので、この全否定突っこみは私たちの中にも浸透しており、友人などの会話の中で本人はツッコミを入れたはずでも知らず知らずのうちに相手を傷つけていることさえあり得ます。
BUT!!! しかし!!!
『ぺこぱ』の全肯定漫才はどんなボケがきてもそれをポジティブに捉えて全肯定して笑いをとるという、今までに無かったタイプの漫才をするのです。
これは福祉や医療の世界でも障害当事者としても役に立つスキルだと思いませんか??
障害者の多くはとても辛い経験を長期間に渡ってされており、自己肯定感も低い傾向にあるのでネガティブな発言や考え方をしがちのように個人的に感じます。
そんな障害当事者のネガティブ発言に対して私たち支援者はすかさず『ぺこぱ』の全肯定スタイルでネガティブ発言をポジティブな視点から捉えなおして伝えてあげる、
ぺこぱスタイル支援!!
もちろんほとんどの支援者は無意識レベルで全肯定マインドをお持ちだと思います。
障害当事者としても、部屋で一人でいるときなどに淋しさなどからついついネガティブな思考におちいってしまうことってありますよね。
そんな時にも『ぺこぱ』の松陰寺さんを頭の中に召還して、いや、いっそのこと松陰寺さんを頭の中に住まわせて、全肯定ツッコミを入れられるようになればいいんです。

画像参照:松陰寺太勇のキザッター【ぺこぱ】
5.今日のまとめ
さて、勘の鋭い方ならもしかしたらお気づきになられた方もいらっしゃるかもしれません。
そうです、この『ぺこぱ』の全肯定ツッコミ、
『認知行動療法』にも応用が可能なのです!!
そして私自身もメンタルスクールの認知行動療法で習ったものだったのです!!
ここで最大のポイントなのは、必ずしも、
『ネガティブ思考をポジティブ思考に変えることではない』
ということだそうです。
では何が大切なのかというと、何か出来事が起こった時に、
『多様な考え方が出来るようになること』
人間には『考えの癖』というものがあり、何事も悲観的に捉えてしまう癖のある方、かたやどんな不幸も災難もポジティブに捉える癖がついている方もいるでしょう。
何事もポジティブに捉えられる方は悩む必要はないのでこの記事を読んでないと思いますが、ネガティブに捉えてしまう癖のある方は、些細なこともマイナスに捉えてしまって落ち込むことも多くなるでしょう。
生きづらいですよね・・・
そういった考えの癖、偏って狭くなってしまった考え方を広く多種多岐多様にするのが『認知行動療法』なのだそうです。
その一つの好例として『全肯定漫才のぺこぱ』に今回登場してもらったわけですね。
とは言っても、あくまでネガティブ思考をポジティブ思考に変えるためという目的ではなく、偏って狭まった考えの癖を、広く多面的に捉えられるようにするのが目的なのですね。
人は『何か出来事が起きて気分が生じる』と思いがちですが実はちょっと違うのです。
出来事が起きる→気分が生じる・・・✖
出来事が起きる→(無意識レベルで)考えが浮かぶ→気分が生じる・・・〇
この考えの部分を全肯定しているのが『ぺこぱ』の漫才スタイルなんですね。
【出来事が起きる→考えが浮かぶ→気分が生じる】
の良い例と悪い例を図解してみました。
まずは悪い例から。

画像作成:凸ゼミ福島ピアサポーター
考え方の癖が悲観的になっていると、よい出来事も悪い出来事も些細な出来事もなんでもかんでも悲観的にしか考えられず、落ち込んだ気持ちになるばかりです。これではすぐメンタルも病んでしまいますね・・・ 周りには気分屋と思われるかもしれません。
では考えの癖がなく色々な角度からものごとを見られる、良い例を図解しましょう。

画像作成:凸ゼミ福島ピアサポーター
図のようにものごとを色々な角度から見れるようになると、仮によくない出来事が起きたとしても安易に落ち込むことはありませんし、良い出来事があったとしてもすぐに舞い上がったりせず冷静に反応できます。常に気持ちは落ち着いていて客観的に対応できるでしょう。どのような場面でも理想的な大人の振る舞いができます。
このように、人間は例えば「風呂は必ず右足から入る」「靴下は左から履く」「ご飯は味噌汁から食べる」などさまざまな癖を知らず知らずのうちに持っています。
そういう身体的な癖は目に見えるので分かりやすいですが、『思考の癖』はなかなか分かるものではありませんが、必ず存在します。
何か出来事が起きて何らかの感情が湧いたとき、出来事と感情の間にはどんな『考え』があったのか?
まずはそこから見つめてみるのがいいかもしれませんね。
その見つけた『考え』に対して、「あー、こういう風にも考えること出来たな~」とか他にどんな考えをすることが出来たかをゆっくり振り返って色々考えてみる。
これを続けるのは楽な作業ではないかもしれませんが、地道な鍛錬を続けて考え方の多様性を身に着けることが出来たのならば、精神的にも人間としても大きくレベルアップできると思うのです。
私の好きな言葉に、
『気分を制する者は幸せを制する』
というものがありますが、その前段階で、
『考えを制する者は気分を制する』
みなさんも色々な考えが出来るようになって気分を制してもっと楽に生きてみませんか。
編集後記
今日の記事は「緩い記事」ということでかなり早く終わると思っていたのですが、書いているうちに考えがどんどん深まっていって、しまいには図まで作り出して、結果、かなりの時間を要してしまいました💦 頭の中が全肯定マインドになったらどんなに人生ストレスレスになるんだろうな~と日頃考えていますがなかなか上手くはいかないようで。。。でも身に着ける価値は十二分にあるとは思っていますよ。
それではまた!
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