人間の心や精神状態を知ろうとすると、マズローの5段階欲求説が有名です。
この説は、アブラハム・マズローが理論化したものです。
5つ欲求がピラミッド状になっていて、
下から順に欲求が積み上がると言われています。
その5つとは、下から順に
①生理的
②安全
③社会的
④承認
⑤自己実現 と言われています。
凸ゼミを開業してから、精神疾患がある方と多く接しています。
俗にいう『承認欲求』を求める方が多いと言われています。
しかし、
私の実感ですが、
そのいわゆる『承認欲求』が強い方のお話をよく聴かせていただくと、
その一つ下層の『社会的欲求・所属の欲求』が満たされていない方
がほとんどだと感じます。
機能不全家族での成育歴によって、
大人になっても、
更には、
今現在も同居していても、
無意識に他人から『親からの愛情不足』を満たそう
と要求しているようにお見受けします。
当然、
『他人』は親ではありません。
加えて『親からの愛情不足』は幼児期や幼少期に感じた
『過去』であると推察できます。
『他人』から
『過去』の不足分を得ようとする行為は、非常に達成困難。
負の循環に陥るケースがあります。
ご本人がお気づきにならないまま、ご家庭やお子様をお持ちになると、
再生産・連鎖が発生する恐れがあります。
ご本人達やご家族の皆さんに
この現実と仕組みに気付いていただきたく、せつに祈るばかりです。
以下は、Wikipediaを自分なりにまとめたモノです。
ご興味に合わせてお読み取りいただければと思います。
①生理的欲求 (Physiological needs)
生命を維持するための本能的な欲求。動物的なレベルと言える。
食事・睡眠・排泄・性など。
②安全の欲求 (Safety needs)
秩序が整った状態を得ようとする欲求。
経済的安定性、良い健康状態、事故防止・予防・保障など。
③社会的欲求と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)
自分が、社会や他の人間に必要とされているという感覚。
または、家庭や組織に所属しているという感覚。
不足すると、不適応や不安、抑うつ症状の主たる原因になると言われている。
④承認(尊重)の欲求 (Esteem)
自分が他者から価値があると認められることを求める欲求。
尊重のレベルには二つ。
低レベルの欲求は、他者からの注目を得ることを求める。
高いレベルの欲求は、自尊心、自立などを得ることを求める。
⑤自己実現の欲求 (Self-actualization)
自分の能力を発揮し、自分がありたい姿になる欲求。
◆参考:wikipedia
#自立訓練(生活訓練)
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