ピアサポーター
2021年4月9日4 分
前回までのあらすじ
9月のとある土曜日、金八先生は福岡県の若杉病院にかつての教え子斉村くんを見舞いに訪れていました。
若杉病院は思春期心身症を専門に扱う病院で、そこでは入院治療が行われていました。
そこでの子供たちを見て大きな衝撃を受ける金八、
その夜は実家には帰らず、医師の小林先生と2人で飲み明かすのでした。
小林先生のはからいで、日曜日の午前中に子供たちと一緒に登山をすることになった金八。
画像参照:ビストロきっちょむ登山隊
道中、昨日小林先生が話していたことを思い出します。
そう誓った金八は、若杉病院に戻り16時の最終新幹線に乗るために準備を始めるのでした。
そして博多駅に向かった金八、
斉村との思い出が金八の脳裏によみがえります
放課後、職員室、金八に質問をしに来ていた出来の悪い生徒
斉村はその生徒が質問を終えるのを待ちきれず叫ぶ
斉村「先生!早くしてくださいよ~!!塾に遅刻しちゃうじゃないですか~!!」
金八『斉村、ものには順序ってもんがあるんだよ』
斉村「でも先生!!時間が~!!!」
駅のホームから新幹線が発車するブザー鳴り響く
新幹線のホームに向かう階段を全力で駆け上がる金八の足が止まる
長い人生、人より5分10分先を越したところで
それが一体何になるって言うんだ!!!
それよりもキミは今何を成すべきか、
それを考えなさい!!
長い人生、人より5分10分先を越したところで
それが一体何になるって言うんだ!!!
それよりもキミは今何を成すべきか、
それを考えなさい!!
長い人生、人より5分10分先を越したところで
それが一体何になるって言うんだ!!!
それよりもキミは今何を成すべきか、
それを考えなさい!!
金八は新幹線に乗らず、博多駅を飛び出して若杉病院に戻りだしました
そして斉村に自分が言った言葉をやっと思い出せたことを伝え、
その言葉の意味と背景を斉村に話したのでした
金八は夜行列車で東京に戻ることにし、ギリギリの時間まで斉村と語るのでした
画像参照:愛知県共済
画像参照:Wikipedia
日曜日、新幹線の最終に乗らなかった金八は月曜日午前中、少し遅れて桜中学に着きました。
そして今回の福岡での見聞を皆で共有したいと、職員会議で報告会の開催を申し出ました。
金八は若杉病院での経験を報告、議論は白熱しました。
思春期心身症は学校が原因なのか、家庭が原因なのか・・・
親と学校との関係性はどうあるべきなのか・・・
成績順に廊下に張り出すのは人権問題で競争に油を注いでいるだけではないのか・・・
学校とはそもそも何のためにあるのか・・・
白熱する会議の中、金八は立ち上がり話し始めました
参考資料:3年B組金八先生第2シリーズ第1話・第2話