ピアサポーター

2022年9月27日3 分

『凹を活かす①』 ∼星野伸之投手(元オリックスブルーウェーブ)から学ぶ∼ (1318words)

最終更新: 2022年10月11日

参考資料:

https://www.youtube.com/watch?v=HNQUJIg7f8M&t=143s

https://www.youtube.com/watch?v=aCvJf8c36Dg

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E9%87%8E%E4%BC%B8%E4%B9%8B

1. 短所を伸ばす

『本人の長所を見つけて伸ばす』

障害のあるなしに関わらず、最近はこういった風潮が広く一般的になってきた。

もちろん私も大賛成である。

しかし、私が学生(義務教育期間)だった頃は、そういったことはあまり言われてはおらず、

どちらかといえば、すべてをバランスよくの空気が当たり前だったように思い出される。

例えば定期テストを受けたときなどは、

『数学が他の科目より低いから次回は数学メインにがんばりましょう』

そんな、マイナスをゼロにするような風潮があったように思い出される。

私は運よく?努力の仕方がよかったからか?すべての科目を同じくらいの点数にすることはできたが、数学を好きになったかと問われればそれはまったくなかった

試験で点を取れるようになっても好きになることは一切なかった。

体育では特に水泳だけが苦手だったが、夏休みに水泳が苦手な生徒だけ集められて

猛特訓させられた嫌な思いでもある。

我慢して休まず特訓を受けていたが、ほとんど成果はなく、逆にますます水が怖くなった

(といっても100mくらいは一応泳げますが)

そして私も基本何でもそつなくこなす古いタイプの器用貧乏になった(のかもしれない)

2.長所を伸ばす

四半世紀の時が流れ、冒頭でも述べたように、最近では以前とはまったく異なり、

『本人の長所や強みを見つけて伸ばす』

苦手な部分はそれを得意とする人に頼んだり、合理的な配慮をしてもらったり

様々な工夫を凝らすことによって必要最低限できればよい。

そんな、本人の強みにとりわけ特化した風潮になった。

かつての終身雇用向けのジェネラリスト(何でもできる人材)を養成する時代から、

一つの技術に特化したスペシャリストの時代に向かっているのだろう。

(※もちろん一定数のジェネラリストは今後も必要だと思うが)

3.凹を強みに変えた稀有なケース

さて、今回のテーマ、苦手なことを逆手にとって、逆に強みに変えてしまった稀なケースを紹介したいと思う。


星野伸之投手(元オリックスブルーウェーブ)

北海道旭川市出身 1985年(ドラフト5位)―2002年 

通算成績 176勝(歴代37位) 140敗 防御率3.64 11年連続2桁勝利 

     奪三振数2041(歴代21位)

身長183cm 体重67∼68キロ(現役時代) プロ野球選手としてはガリガリ体型


星野伸之投手をご存じだろうか??

今現在35歳以上で90年代にプロ野球を見ていた方なら何となく覚えている方も多いと思うが、

星野投手のストレートは何とストレート最速130キロ平均速度120キロ台最近の高校野球のピッチャーより遅い球だった。

近年の野球界では大谷選手佐々木朗希投手など、160キロを平気でたたき出す投手も、

あるいは高校生の150キロ投手も珍しくなくなってきた。

そんな中で、ストレートの平均120キロしか出なかった星野投手はどのようにして歴代37位の176勝も積み重ねた一流の投手に成り上がることができたのか・・・

長いプロ野球の歴史の中でも、彼の様なタイプでここまで活躍されたのは星野伸之投手だけなのではないだろうか・・・

一体なぜなのか・・・

つ・づ・く

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